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ウイングアーク1st、OCR文書管理ソフト新版「SPA 10.3」、チーム作業での排他制御が可能に

2020年2月28日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ウイングアーク1stは2020年2月28日、OCR(光学文字認識)機能を備えた文書管理ソフトウェアの新版「SPA Ver.10.3」を発表した。同日提供を開始した。新版では、複数ユーザーが同時に作業をする際の排他制御(ロック)機能を追加した。価格(税別)は、パッケージ版が379万5000円から、クラウド版「SPA Cloud」が月額5万円(10ユーザー)から。

 SPAは、OCR機能を備えた文書管理ソフトウェアである(関連記事ウイングアーク1st、OCR機能付き文書管理ソフト「SPA」新版、OCR結果の比較で目視確認を不要に)。特徴は、認識率を高める方策として、4種類のOCRエンジンを切り替えて利用できることである。それぞれが得意とする領域に応じて、読み取る項目の単位でOCRエンジンを切り替えられる。

画面1:データコンペア機能の利用画面(出典:ウイングアーク1st)画面1:データコンペア機能の利用画面(出典:ウイングアーク1st)
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 4種類のOCRエンジンが出力する認識結果を突き合わせて出力が正しいかどうかを調べるデータコンペア機能も搭載している(画面1)。これにより、目視確認が不要になる。同一の項目を、異なる複数のOCRエンジンで読み取り、これらの読み取り結果がエンジン間で一致していたら正解とする仕組みである。

 新版では、複数ユーザーが同時に使っている場合に、文書に排他制御(ロック)をかけられる機能を追加した。自分が担当する文書をチェックアウト(作業のための取り出し)することによって、他の作業者からの書き込みをブロックできる。また、他の作業者が作業している文書が分かるため、自身の作業に集中できる。

 新版ではまた、データコンペア機能を利用した際の確認作業を効率化する機能を実装した。複数のOCRエンジンで比較した結果が一致した場合に、OCRで読みとる項目ごとに、確認作業完了フラグを立てられるようにした。確認済みの項目については目視をスキップすることで、効率的に確認できるようになる。

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文書管理 / OCR / ウイングアーク1st

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