ソフトイーサは2020年2月21日、テレワークを支援する施策として、シンクライアント型のリモートデスクトップサービス「Desktop VPN」を、同年4月30日まで無料で提供すると発表した。会社のPCを社外からリモート操作できる。通常の価格(税込み、以下同)は月額995円で、今回、インストール後30日間の試用ライセンスを提供する。
ソフトイーサの「Desktop VPN」は、会社のPCを社外からリモート操作を行うためのリモートデスクトップサービスである(図1)。操作される側と操作する側の両者がクラウドにHTTPSで接続する仕組み。操作される側がクラウドに張ったHTTPSのトンネルを利用することにより、操作される側のファイアウォールを超えてリモートアクセスできる。
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操作される側では、Desktop VPNのサーバーソフトを動作させる。WindowsまたはWindows Serverで動作する。一方、操作する側では、Desktop VPNのクライアントソフトを動作させる。Windows/Windows ServerまたはMacで動作する。自宅PCでサーバーソフトを動作させれば、会社から自宅PCにアクセスする使い方もできる。
リモート操作の仕組みとして、Windows標準のリモートデスクトップ機能を利用する。Windows標準のリモートデスクトップ機能が使えない場合は、Desktop VPNが内蔵する代替機能を利用する。Windows PCのリモート操作に加えて、Windows Serverのターミナルサービスも利用できる。
ライセンスは2つ。「標準ライセンス」は、接続先PCに同時に1台のクライアントから接続できる。月額基本料金は995円。「同時接続ライセンス」は、ターミナルサービス向けのライセンスであり、接続先となるWindows Serverに複数のクライアントから同時接続できる。月額基本料金は995円×同時接続数。
なお、Macから接続する場合は、別途オプションライセンスが必要になる。「Mac 接続オプション」の料金は、月額550円。また、Desktop VPNでは、試用期間として、Desktop VPNサーバーをPCに初めてインストールしてから30日間、すべての機能を試用できる。支払い方法はクレジットカードまたは銀行振り込み。
今回、テレワークを支援する施策として、Desktop VPNを2020年4月30日まで無料で提供する。