キヤノンITソリューションズは2020年3月2日、BCP(事業継続計画)対策のためにテレワークの実施を計画している企業に向けて、クラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」を特別価格で提供すると発表した。
キヤノンITソリューションズの「テレワークサポーター」は、テレワークを支援するクラウドサービスである。PC上のWebカメラで常時本人認証を行い、勤務者の在席・離席を判別して勤務時間をログに記録する。また、勤務者以外の「のぞき込み」や「なりすまし」を検出し、証跡を保存する。これにより、情報漏洩のリスクを抑止できる。クリック操作で業務内容を登録して、作業時間を集計することもできる(図1)。
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同社は今回、BCP対策を検討している企業を対象に、テレワークサポーターを期間限定で特別価格で提供する。2020年5月末日まで、1ユーザーあたり1000円(税別、通常価格は月額2000円)で利用できる。また、通常であれば2万円の初期費用が不要になる。申し込み期限は、2020年4月末日まで。なお、2020年6月からは通常料金での利用になる(契約は5ユーザー単位)。
注文から最短3日で、利用環境を提供する。申し込みが集中した場合は、提供までに時間を要する可能性がある。申し込みは、新規で利用する企業に限る。100ユーザーを超える場合は、要相談。
申し込みは、テレワークサポーターのWebサイトの「お問い合わせ」ボタンより進み、フォームの「内容」欄に「事業継続プラン申し込み」と記入することでできる。追って担当より連絡がある。
背景として同社は、昨今、事業継続対策のため在宅勤務をはじめとした通勤をともなわないテレワークを導入する企業が増えていることを挙げる。「一方で、キヤノンITSによると、テレワーク制度の導入では、勤務管理やセキュリティに関し不安を抱えている企業も少なくない」(同社)という。