[市場動向]

エキスパートにはそれに見合う報酬を─NEC、「役割に応じた報酬水準」を導入

データサイエンス、サイバーセキュリティ、DXビジネス、AI創薬などのエキスパートが対象

2020年3月12日(木)IT Leaders編集部

NECは、2021年4月入社の新卒採用から、データサイエンス、サイバーセキュリティ、DXビジネス、AI創薬といった各分野のエキスパート人材に対して、学歴別初任給ではなく、本人が担う役割に応じた報酬水準に基づく給与体系を導入する。同年3月11日に発表した。

 NECは、2021年4月入社の新卒採用から、役割に応じた報酬水準に基づく給与体系を導入する。学生が持つスキルと入社後に担う役割をマッチングし、成立する場合は、キャリア採用ポジションの格付けで採用、職務ベースで月収を設定する。

 対象となるポジションは、「データサイエンス」「サイバーセキュリティ」「DXビジネス」「AI創薬」などの分野における、一部のキャリア採用(経験者採用)ポジションである。これらについて学歴・職歴を問わない形で募集する。

 NECは2019年、新卒を含む若手のトップ研究者を対象に、市場価値を考慮した報酬上限のない「選択制研究職プロフェッショナル制度」を導入済み。2020年の春季交渉では、労働組合が要求する大卒初任給の現行比3000円増に満額回答するなど、人材獲得に向けた取り組みを強化している。今回の仕組みの導入は、こうした取り組みの一環である。

 NECは、組織と人材の力を最大限に活かすための制度改革や環境整備を「人への投資」として進めている。2019年、自分のキャリアを自ら切り拓き、成長する意欲を高める仕組みとして、社員の職務経歴と各組織の募集ポジションを社内公開してジョブマッチングを図る「NEC Growth Careers」を導入した。

 2020年は、全社員が時間・場所を問わずに多様な学習ができるオンライン動画学習サービス「LinkedInラーニング」を新たに導入し、社員自らの成長・学びを後押しする。また、デジタルビジネスを牽引するために必要なマインドセットやスキルの習得を目的に、デジタル変革研修を拡充する。

 さらに、多様な人材が自律的に最適な働き方を選択できるようにするため、コアタイムのないフレックスタイム制度や、全社員を対象とした回数無制限のテレワーク制度を導入済だという。そして、必要な社員全員にPCとスマートフォンを支給し、外部から社内ネットワークに約6万人が同時アクセス可能な仕組みを整備している。

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