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エッジ処理を担うIoTデバイスを開発・保守するサービス─日立ソリューションズ・テクノロジー

2020年3月13日(金)IT Leaders編集部

日立ソリューションズ・テクノロジーは2020年3月12日、エッジ処理を担うIoTデバイスを開発・保守するサービス「IoTデバイス開発ソリューション」を提供開始した。ユーザーのシステムに適したIoTデバイスについて、仕様提案から長期保守サポートまでをワンストップで提供する。価格は個別見積もり。

 日立ソリューションズ・テクノロジーが提供するIoTデバイス開発ソリューションは、エッジコンピューティングを可能にするIoTデバイスについて、仕様提案から開発、検証、製造、品質保証、保守サポートまでワンストップで提供するサービスである(図1)。

図1:IoTデバイス開発ソリューションの概要(出典:日立ソリューションズ・テクノロジー)図1:IoTデバイス開発ソリューションの概要(出典:日立ソリューションズ・テクノロジー)
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 例えば、開発では、IoTデバイスに必要となる上位システムとのインタフェースを考慮し、流れるデータの帯域や処理速度について、適した仕様を提案する。このうえで、ハードウェアおよびソフトウェアを設計・開発する。

 また、電子部品の生産中止や、自然災害による電子部品メーカーの被災などにより、IoTデバイスの長期供給が困難な状況でも、部品の変更設計などで対応する。これにより、IoTデバイスの長期供給を可能にする。

 日立ソリューションズ・テクノロジーでは、基板設計・論理設計から筐体の構造設計までのハードウェア開発技術と、OSのポーティングからアプリケーションソフトまでのソフトウェア開発技術を持っているという。

 製品提供の背景について同社は、IoTデバイスに近い場所でデータを処理するエッジコンピューティングが重要になっている状況を掲げる。「一方で、エッジコンピューティングの導入にあたっては、センサーや機器情報などのデータ処理、サーバーへのデータ送信仕様など、ユーザーのシステムの仕様に合わせたIoTデバイスが必要になる」(同社)。

 また、AI/ディープラーニング(深層学習)、多言語音声認識・音声合成、生体センシング製品開発で得たセンサー活用技術といった最新技術も実装できるとしている。

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