キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、RPA(ロボットによる業務自動化)を導入した。2019年度の1年間で、約100の業務をRPA化した。業務改善とRPAの導入により、年間7万時間の効率化を図る。RPAソフトウェア「UiPath」を販売したUiPathが2020年4月2日に発表した。
キヤノンMJでは、サービス指向のビジネスが拡大する過程で、取り扱う商品や販売チャネルが急増し、業務の複雑化していた。全社レベルで業務の見直しと生産性向上が課題となっていた。こうした経緯から、2016年に部門中心でRPAの利用を開始。2018年3月にはRPAを全社に展開する専任チームを立ち上げた。
現在では、マーケティング推進本部に設置したBPM(業務プロセス管理)推進部が、RPAのCoE(Center of Excellence)として機能している。RPAの導入・運用に関する全社ルールを策定し、RPA化すべき業務を選定し、業務部門への導入を支援している。
2019年度までに、約100の業務をRPA化した。現在も、常に10案件ほどのRPAプロジェクトを進めている。2019年度に業務効率化効果が高かったプロジェクトは「保守契約決済」と「サービスパートナー向けレポート」だった。業務改善とRPA導入による効果は、総計で年間7万時間に達する見込みである。
保守契約決済業務では、4つの異なるデータベースから必要な情報を抽出し、決済に必要な書類一式をPDF化する業務を自動化した。これにより、6人分(約1万2000時間)の工数を削減した。さらに、業務プロセスの見直しによって、東京と大阪で分かれていた業務プロセスを統一化し、品質の向上を図った。
サービスパートナー向けレポート業務では、事務機のサービスパートナーとの定期ミーティングで使う報告レポートの作成を自動化した。従来は、パートナーごとにフォーマットが異なっていたこと、報告書に必要なデータが複数のシステムに分散していたことなどから、エリアサービス担当者が個社ごとに作成し、1件当りの作業に平均で2時間近くを費やしていた。この作業を自動化することで、年間6700時間以上の削減を見込んでいる。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



