アステリアは2020年4月8日、業務を支援するiPhoneモバイルアプリをノンプログラミングで開発できるクラウド型開発基盤「Platio」を強化したと発表した。アプリケーションのひな形として使えるテンプレートを拡充し、新型コロナウイルス感染予防対策として「検温レポートアプリ」を追加した。Platioユーザーはテンプレートを無料で利用できる。
アステリアの「Platio」は、業務モバイルアプリケーションを、ノンプログラミングで開発できる、クラウド型のアプケーション開発基盤(PaaS)である。クラウドに接続してWebブラウザを操作するだけで業務アプリケーションを開発できる(関連記事:インフォテリア、モバイルアプリ開発クラウドに物流/小売向け開発テンプレートを追加)。
開発したアプリケーションは、クラウド型で動作し、モバイル端末(iPhone/Android)から利用する形になる。モバイル端末上に専用のクライアントモジュールをインストールした上で、クラウドにアクセスして利用する。
アプリケーション開発のひな形として使えるテンプレートを用意している。テンプレートをベースにカスタマイズすることで、1から開発するよりも素早くアプリケーションを開発できる。物流向けの配送計画/報告アプリや、流通・小売向けの日々の売上げ報告アプリといったテンプレートを用意している。
今回、テンプレートを拡充し、新型コロナウイルス感染予防対策として「検温レポートアプリ」のテンプレートを追加した(画面1)。このテンプレートを使うと、検温を報告状するモバイルアプリを、簡単に作成できる。社員の体調の変化を即座に把握できるようになるとしている。
画面1:「検温レポートアプリ」の画面(出典:アステリア)拡大画像表示
個々の社員は、アプリに対して、「報告者」、「日時」、「検温結果」、「自覚症状の有無」、「自覚症状の詳細」を記入する。発熱時には、管理者にプッシュ通知を送る。集めたデータは、労務管理担当者が一元管理・確認できる。
アステリアの調査によると、多くの企業では、体温を毎朝出社前に紙に記入し、出社時に提出している。発熱時には、電話などで会社に連絡している。こうした状況を受けて、これまで紙で行っていた検温結果の報告をスマートフォンアプリに代替し、ペーパーレスかつワンストップで報告できるようにした。
Platioの価格(税別)は、アプリケーションを利用するエンドユーザーライセンスが、10人あたり月額3000円。クラウド上のアプリケーションは、利用人数やデータ容量に応じて変わり、最安価プラン「Standard」が月額2万円、最上位プラン「Enterprise」が月額20万円など。
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