IDC Japanは2020年4月14日、SDN(Software-Defined Networking)に代表される国内ネットワーク仮想化/自動化市場と、国内NFV(Network Functions Virtualization)市場に関する予測を発表した。データセンターと企業ネットワーク向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2019年の572億円市場から、2024年にかけて年間平均成長率(CAGR) 8.2%で拡大を続けると予測している。
IDC Japanは、国内におけるネットワーク仮想化/自動化市場の予測を発表した。データセンターと企業ネットワーク向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2019年が572億円で、2024年にかけて年間平均成長率(CAGR) 8.2%で拡大を続けると見ている(図1)。
図1:国内ネットワーク仮想化/自動化市場 支出額予測、2019年~2024年(出典:IDC Japan) 適用場所別では、データセンターネットワークの仮想化/自動化市場が、安定した成長市場になったとしている。前年の20.9%からやや減速しているものの、2019年の同市場の成長率は16.3%と、2ケタ成長を続けている。2019年~2024年のCAGRは9.5%で成長を続けると予測している。
一方、企業ネットワークにおける仮想化/自動化市場は、安定した成長軌道に乗りつつある段階としている。2019年の前年比成長率は、前年からは低下したものの、8.7%と成長市場らしい伸びを見せた。今後も2019年と同水準の成長を続け、2019年~2024年のCAGRは7.1%と、堅調に拡大すると同社は見積もっている。
通信事業者ネットワークにおけるネットワーク機能の仮想化市場である国内NFV市場は、2018年までの停滞を打ち破り、2019年は前年比成長率169.5%で659億円に急伸した。5Gのアーキテクチャを先取りした楽天モバイルのコアおよびRAN(Radio Access Network)への投資が、1つの起爆剤になったとIDC Japanでは見ている。
今後は、楽天モバイルを含む国内MNO(Mobile Network Operator)による5G向け投資が本格化し、5G CoreおよびvRAN(virtual Radio Access Network)の展開によって、国内NFV市場はもう一段高いレベルに引き上がると予測している。同市場は、2019年~2024年にかけてCAGR 16.0%で成長を続け、2024年には市場規模は1384億円に達するとしている。
今回の発表は、IDC Japanが発行した「国内ネットワーク仮想化/自動化市場予測、2020年~2024年」で詳細を報告している。同レポートは、国内ネットワーク仮想化/自動化市場とNFV市場に関する2020年~2024年の市場予測と今後の展望を提供している。
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



