[新製品・サービス]
日本PCサービス、タスクマイニングツール「HeartCore TaskMining」の導入を支援、在宅勤務中の業務を可視化
2020年4月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
IT機器の設定サービスやトラブル解決サービスを提供している日本PCサービスは2020年4月20日、タスクマイニングツール「HeartCore TaskMining」(ハートコア製)の販売と、導入時の設定サポートを開始した。在宅勤務時の従業員の業務を可視化できる。HeartCore TaskMiningの価格(税別)は10ユーザーで月額2万5000円だが、2020年7月末まで無料で提供する。
日本PCサービスが、ハートコアのタスクマイニングツール「HeartCore TaskMining」の販売と、導入時の設定サポートの提供を開始した。HeartCore TaskMiningは、従業員のPC操作を記録したログをサーバーで収集して分析し、業務内容を可視化する。従業員のPCに専用のエージェントソフトウェアをインストールして使う(画面1)。
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HeartCore TaskMiningを使うと、PC操作ログの分析によって、ムダな業務の洗い出し、ボトルネックの発見、RPA(ロボットによる業務自動化)による自動化の対象となる業務プロセスの特定などが可能になる。テレワークによる在宅勤務においても、従業員がどんな業務に時間を使っているのかを把握することができる。
製品提供の背景について同社は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言後、テレワーク/在宅勤務を取り入れる企業が急増している状況を挙げる。これを受けて、日本PCサービスは、PCのレンタルサービスやリモートアクセス環境の構築サービスを提供してきた。今回、新サービスとして、対択勤務中の業務内容を可視化することを狙い、タスクマイニングツールの販売と導入サービスを開始したかたちだ。
HeartCore TaskMiningの導入によって、在宅勤務中の従業員が、どのくらいの時間、どのアプリケーションを使い、どのような作業をしていたかを可視化できる。また、従業のWebサイトの閲覧を制限したり、メールやファイルの取り扱いログを取得したりするなど、社内セキュリティに配慮した運用も支援する。
HeartCore TaskMiningの価格(税別)は、10ユーザーで月額2万5000円。11ユーザー以降は、1ユーザーあたり月額2500円。サービスの申込み後、7営業日でユーザーアカウントを発行する。なお、2020年7月末まではHeartCore TaskMiningのユーザーアカウントを無料で提供する。
管理ツールへのアカウント作成と、従業員PCへのエージェントソフトウェアのインストール作業の費用は、1アカウントあたり2500円。監視設定やレポートジョブの設定をリモートで代行する設定サポートの費用は、10アカウントまで5万円。電話によるサポート費用は、1回あたり5000円(平日10時から17時の対応)となっている。