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ヴィーム・ソフトウェア、Azure環境をエージェントレスでバックアップできるツールを提供

2020年5月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヴィーム・ソフトウェアは2020年4月30日、パブリッククラウドサービスであるAzure環境で動作するデータバックアップソフトウェア「Veeam Backup for Microsoft Azure」を発表した。Azureの標準バックアップ機能と連動し、Azure環境で稼働する仮想サーバーなどのバックアップを効率化する。

 Veeam Backup for Microsoft Azureは、Azure上で稼働する仮想サーバーやデータベースなどをバックアップする用途に適した、データバックアップソフトウェアである。Azureの標準バックアップ機能と連動して動作する。Azure環境のバックアップを自動化/効率化できる。AzureのマーケットプレイスからAzure環境にデプロイして利用できる(画面1)。

画面1:Veeam Backup for Microsoft Azureの画面(出典:ヴィーム・ソフトウェア)画面1:Veeam Backup for Microsoft Azureの画面(出典:ヴィーム・ソフトウェア)
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 前提となるVeeam Backupは、オンプレミスの仮想化環境やパブリッククラウド環境などが混在したマルチプラットフォーム環境で動作するデータバックアップソフトウェアである(関連記事バックアップソフトウェアのVeeamが新版v10をリリース、仮想環境へのリカバリを高速化)。

 サーバー仮想化環境(VMware vSphere/Hyper-V/Nutanixなど)は、個々の仮想サーバーをエージェントレスでバックアップできる。物理サーバー環境や、AWSやAzureなどのパブリッククラウドに対しては、個々のOSにインストールするエージェントソフトを用意している。

 今回提供を開始するVeeam Backup for Microsoft Azureは、ユーザー自身でAzure上にVeeam Backupをインストールして使う形態ではなく、Azureに特化したバックアップ機能をAzure上でデプロイして使う形態となる。ユーザーがインストールして使う形態と比べた特徴は、Azureの標準機能(スナップショット機能など)と連動した形で、エージェントレスでバックアップできることである。

 バックアップファイルの形式として、各種のプラットフォームで共通して利用できる可搬性の高い独自のファイル形式「.vbk」を採用した。各種のプラットフォームでバックアップしたデータを「.vbk」形式で保存し、これを各種のプラットフォームに復元できる。異なるプラットフフォームをまたがって復元できる。

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