日本IBMは2020年5月15日、受講生の得意分野に基いて推奨受講順序を提示するクラウド型のeラーニングサービスを提供すると発表した。2020年5月下旬から提供する。最初の3カ月間は無料で利用できる。
日本IBMが新たに始めるeラーニングサービスは、人材戦略の策定、人材の育成、eラーニング基盤の構築・運用までを、一貫したサービスとしてクラウド型で提供する。eラーニング基盤には、コーナーストーンオンデマンドジャパンが提供する「Learning Experience Platform」を活用する。
学習コンテンツは、ニューズピックス(NewsPicks)が提供する動画学習サービス「MOOC Enterprise(Massive Open Online Course)」や、日本IBMが提供するテクノロジーやビジネス関連のコースを利用する。社員は、これらのコンテンツを利用して、スキルアップや、別のスキルの獲得などを図れる。企業は、社員の受講履歴を把握して、受講実績に基づいた育成支援を行える。
サービス提供の背景について同社は、リモートワークで自宅での滞在時間が多くなる環境を知識習得の機会として捉えることが重要になっている状況を挙げる。「学習環境においても、場所を問わずに学習できる環境が求められている」という。