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富士ゼロックス、UTMルーターの運用サービスを強化、IPoE接続可能に

2020年5月28日(木)IT Leaders編集部

富士ゼロックスは2020年5月27日、安全なネットワーク環境の構築と運用管理を包括的に支援する、中小企業向けアウトソーシングサービス「beat/basicサービス」を強化した。新たに、IPoE方式によるインターネット接続と、クラウドサービスへのVPN接続を可能にした。

 beat/basicサービスは、ネットワーク接続環境を構築し、これを運用するアウトソーシングサービスである(図1)。ウイルス対策などの統合的なセキュリティ機能を備えたエッジルーター機器をユーザーの拠点に設置し、これを運用サービスとともに月額制で提供する。安全なネットワーク環境を簡単に構築できるとしている。

図1:beat/basicサービスの概要。ネットワーク接続環境を構築し、これを運用するアウトソーシングサービスである(出典:富士ゼロックス)図1:beat/basicサービスの概要。ネットワーク接続環境を構築し、これを運用するアウトソーシングサービスである(出典:富士ゼロックス)
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 今回の強化では、エッジルーター機器のインターネット接続手段を強化し、従来のPPPoE方式に加えてIPoE方式を利用できるようにした。これにより、アクセスが集中する時間帯でも安定した通信品質を提供できるとしている。オプションでWindows Update専用の通信経路を設けることも可能で、プログラム更新時でも業務に支障をきたさないようにできる。

 別の強化点として、VPN接続機能も追加した。社内ネットワークとクラウドサービスとをVPNで接続することで、クラウド環境を安全に利用できる。ウイルス対策機能などと合わせて、クラウドサービスを安全に利用できる。VPN接続の対象はAmazon Web Services(AWS)であり、順次クラウドサービスを拡充する。

 提供する商品と価格(税別)は、表1の通り。

表1:beat/basicサービスで提供する商品と価格
分類 商品名 価格(税別)
beat/basicサービス beat/basicサービスの基本サービス。標準で100ユーザーまで利用可能 月額1万9800円
beat複数拠点接続サービス beat/basicサービスを契約している複数拠点をVPNで接続し、広域ネットワークを構築するオプションサービス 月額8000円
beat/branchサービス beat/basicサービス(ハブ拠点)にVPNで接続し、スター型の広域ネットワークを構築するサービス。IPoE接続機能を搭載 月額1万3800円
beatリモートアクセス サービス PCやタブレット端末などを利用して、外出先や自宅などからオフィスのネットワークに安全にリモートアクセスできるようにするオプションサービス 月額3000円
beat PCクライアントアンチウイルスサービス beat-box配下のPCクライアントにインストールするタイプのウイルス対策ソフトウェア 月額200円
beat/isp-IPoEサービスワイド フレッツ光対応 beat/basicサービスとbeat/branchサービスで提供するIPoE接続機能に、さらに大容量の帯域設計と、Windows Updateの通信データを別経路に迂回させる拡張機能を追加するオプションサービス 月額3000円
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