化学品メーカーの第一工業製薬(本社:京都府京都市)は、SAP ECC 6.0のサポートを、第三者保守サービスベンダーのリミニストリートに切り替えた。SAP S/4HANAにアップグレードせずに、SAP ECC 6.0を使い続けられるようにした。リミニストリートが2020年5月28日に発表した。
第一工業製薬は、2015年にメインフレームの基幹システムをSAP ERPで再構築した。SAP ERP Central Component(SAP ECC)6.0の保守切れ問題への対応の決断が迫る中、「安定稼働したばかりのSAP ERPを、S/4HANAにすぐにアップグレードするという選択肢は、どうしても取れなかった」(第一工業製薬)としている。
2018年には、グループウェアも刷新しており、社内の保守コストにかかる高額な費用が優先的な検討事項として浮上していた。保守コスト削減に向けた検討をする過程で第三者保守サービスが選択肢に上がり、最終的にリミニストリートを採用した。これにより、S/4HANAの保守切れ問題も解決できた。
第一工業製薬は、SAP ERPで構築した現在のシステムを、少なくとも15年間にわたって運用し続けられる。また、サービスレベル契約(SLA)として、24時間365日、優先度1の問い合わせケースにエンジニアチームが15分以内に応答する契約を結んでいる。
第一工業製薬では、リミニストリートへと切り替えたことによる効果として、「コスト削減ではなく、SIベンダーの運用負荷を軽減し、SIベンダー内のリソースを、アプリケーション機能の改善に対して、より多く使えるようになる」と述べている。
第一工業製薬 / Rimini Street / 第三者保守 / 京都府 / SAP ERP / SAP2027年問題
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