[事例ニュース]

京セラ、コンテナ型のデータ活用ソフトウェア「IBM Cloud Pak for Data」を導入

2020年6月12日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

京セラは2020年6月12日、コンテナ型のデータ活用ソフトウェア「IBM Cloud Pak for Data」を導入したと発表した。2020年5月に稼働を開始した。京セラは2017年10月から全社でデータ活用基盤の構築を進めている。今回、データ活用を一層進めるためにIBM Cloud Pak for Dataを導入した。

 京セラは、生産性の向上と業務の革新を進めることを狙い、2017年10月から全社でデータ活用基盤の構築を進めている。今回、データ活用を一層推進するため、コンテナ型のデータ活用ソフトウェア「IBM Cloud Pak for Data」を導入した。

 京セラでは、データ分析において課題を抱えていた。例えば、「社内に点在するシステムやデータの統合や連携」「工場IoTで収集する生産データの有効活用」などである。今回京セラは、IBM Cloud Pak for Dataを導入し、課題を解消し、データを有効に活用できるようにした。

 IBM Cloud Pak for Dataは、データを収集、編成、分析するためのデータ活用基盤ソフトウェア(図1)。例えば、各工場内でシステムごとに蓄積した各種のデータを統合し、工場内で日々生成される膨大なデータをリアルタイムにAIで分析し、さらなる洞察を得られるようになる。

図1:「IBM Cloud Pak for Data」の概要(出典:京セラ、日本IBM)図1:「IBM Cloud Pak for Data」の概要(出典:京セラ、日本IBM)

 また、IBM Cloud Pak for Dataによって、これまでデータサイエンティストの作業の多くを占めていた、データ準備(収集・蓄積・理解・加工)の負荷が減る。

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