ディヴォートソリューションは2020年7月3日、手書き文字や印字をテキストデータ化するAI-OCR(光学文字認識)機能をクラウド型で提供するサービス「アシロボAI-OCR with AI inside」のラインアップを強化したと発表した。新たに、廉価エディション「mini」と、上位エディション「BIG」を追加した。廉価エディションの価格(税別)は、基本利用料(6000項目まで読み取り可能)が月額3万円。
ディヴォートソリューションの「アシロボAI-OCR with AI inside」は、AI-OCR機能を提供するクラウドサービスである(画面1)。手書き文字や印字をテキストデータ化する。AI-OCRソフトウェアとして、AI insideの「DX Suite」を利用している。ディープラーニング(深層学習)によって、手書き文字でも読み取れるとしている。
画面1:アシロボAI-OCR with AI insideの操作画面(出典:ディヴォートソリューション)拡大画像表示
使い方として、まず、書類・帳票をスキャンしてPDFデータを作り、これをクラウドサービスにアップロードする。クラウド上では、読み取る範囲を指定して、文字をテキストデータ化する。テキストデータは、CSV(カンマ区切り形式)ファイルとして出力できる。
AI-OCRによる読み取りの例として、画像のゆがみや傾きを自動で補正する。チェックボックスの読み取りもできる。2行に折り返して記載した住所も読み取れる。欄外にはみ出した数字なども補完して読み取る。訂正箇所(訂正印や黒丸)は、読み飛ばしてくれる。
今回、標準エディションの「スタンダード」に加えて、廉価エディションの「mini」と、上位エディションの「BIG」を追加した。スタンダードは、基本料金の月額10万円で6万項目まで読み取れる。miniは、基本料金の月額3万円で6000項目まで読み取れる。BIGは、基本料金の月額20万円で20万項目まで読み取れる。
オプションで、複数の種類の帳票を一括で読み込み、帳票の種類ごとに仕分けを行う機能などを提供する。オンサイトで操作説明や帳票読取設定支援を行う訪問サポートや、クラウドサービスに接続可能なIPアドレスを制限する機能などもオプションで提供する。
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