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日立ソリューションズ、オフライン環境でクラウドCRMを操作できるモバイルアプリ「RESCO Mobile」を販売

2020年7月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2020年7月7日、ネットワークに接続できない環境でもSalesforceやDynamics 365などのクラウド型CRMサービスを操作できるモバイルアプリケーション「RESCO Mobile」を発表した。2020年7月8日から販売する。ライセンスに加えて、導入支援サービス「RESCO Mobile 導入支援サービス」も提供する。価格は、個別見積もり。開発会社は、ブラティスラバスロバキアのRESCO。

 RESCO Mobileは、モバイル端末(iOS/Android/Windows)からクラウド型のCRM(顧客関係管理)サービスを利用できるアプリケーションである(画面1)。タブレットやスマートフォンからCRMのデータにアクセスできる。最大の特徴は、ネットワークに接続できないオフライン環境でもクラウド型CRMサービスを操作できることである。

図1:モバイルデバイス上のRESCOアプリケーションイメージ(出典:日立ソリューションズ)図1:モバイルデバイス上のRESCOアプリケーションイメージ(出典:日立ソリューションズ)
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 モバイルアプリを介してオフライン環境で入力したデータを、モバイル端末内に保存する仕組み。担当者は、飛行機や地下など、インターネットに接続できない場面でも、クラウド型CRMサービスに対する作業を継続できる。オンラインになった時に、モバイル端末内のデータとクラウドサービスのデータを同期できる。

 データ連携できるクラウドサービスの例は、Salesforce、Dynamics 365、SAP、SharePoint Online、Exchange Online、――などである。あらかじめ、Resco Mobileに付属している設定ツールを使って、連携させるデータ項目や画面(ユーザーインタフェース)などを設定する。これにより、モバイルアプリからCRMの操作が可能になる。

 外部のクラウド型CRMサービスを利用していないユーザーに向けて、標準でクラウド型のCRMサービス「Resco Cloud」のライセンスが付属する。この場合、Resco Cloudとモバイルアプリを組み合わせて使う形になる。一方、外部のクラウド型CRMサービスとモバイルアプリを組み合わせる場合は、Resco Cloudは使わず、代わりに外部のクラウド型CRMサービスを使う形になる。

 RESCO Mobileでは、用途に応じて、営業担当者向けの「Sales」、フィールド技術者向けの「Field Service」、位置情報を用いてルートを最適化する「Routes」など、各種のモバイルアプリケーションを用意している。これらのアプリケーションを、任意のクラウド型CRMサービスとの組み合わせで利用できる。

 オフライン作業時のセキュリティを担保するため、データを暗号化しているほか、簡易MDM(モバイルデバイス管理)機能を備えている。第三者機関のセキュリティ評価として、NCC GroupがRESCO Mobileのセキュリティ診断を実施し、セキュリティレベルを確認しているという。

 日立ソリューションズでは、RESCO Mobileのライセンス販売に加えて、RESCO Mobileの導入から構築、運用までを総合的に支援するSIサービス「RESCO Mobile 導入支援サービス」も提供する。業務に応じたカスタマイズもできる。標準では、業務の進捗を可視化する機能や、現場からリアルタイムで事故や異常を警告する機能、承認プロセスのワークフロー機能、レポート出力機能、――などを提供する。

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