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システム監視ソフト新版「MIRACLE ZBX 5.0」、エージェントをGo言語に刷新

2020年7月9日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2020年7月9日、システム監視ソフトウェアの新版「MIRACLE ZBX 5.0」を一般公開した。新版では、ベースとなるオープンソース「Zabbix」のバージョンを、2020年5月公開のZabbix 5.0とした。Zabbix 5.0での機能拡張を受けて、Go言語で開発した新しいエージェント「Zabbix Agent2」を搭載している。

 MIRACLE ZBXは、オープンソースのZabbixをベースに、法人向けに改良したシステム監視ソフトウェアである(関連記事サイバートラスト、仮想環境向けシステム監視ソフトに新版「MIRACLE ZBX VA 4.0」)。

 専用のエージェントソフト(各種UNIX/LinuxやWindowsで稼働)を用いたサーバー監視、SNMP監視、リモートログイン(SSH)とコマンド実行による監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法でシステムとネットワークを監視する。Web管理画面で利用できる。

 新版では、ベースとなるZabbixのバージョンを、2020年5月公開のZabbix 5.0とした(関連記事システム監視ソフト新版「Zabbix 5.0」、運用管理ソフトとの連携や監視テンプレートを強化)。これにより、Zabbix 5.0で拡張した機能群を利用できるようになった。

 Zabbix 5.0で拡張した機能群の1つが、Go言語で開発した新しいエージェントソフトウェア「Zabbix Agent2」である(関連記事システム監視ソフト新版「Zabbix 4.4」、エージェントの刷新や、Webフック型の障害通知など)。Go言語を利用したプラグインシステムによって、機能を容易に拡張できるメリットがある。監視タイミングの設定も容易だとしている。

 別の新機能の1つが、外部にHTTPリクエストを送信するWebhook通知機能である。従来、Zabbixシステムからのアラート通知はメールが主だったが、Webhook通知によって、RedmineやSlackなどHTTPベースのAPIを備えたチケット管理システムやチャットサービスに障害通知を送信できるようになった。

 MIRACLE ZBX 5.0を搭載した仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance 5.0」(VMWare環境向け)についても、現在ベータ版(評価版)を公開している。

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