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ネットワールド、中小企業に向けたクラウド型仮想デスクトップ「Networld Frontier DaaS」

2020年7月10日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2020年7月10日、デスクトップ仮想化基盤(VDI)をクラウド型で提供するDaaS(Desktop as a Service)「Networld Frontier DaaS」を開始した。特徴は、中小企業でも導入しやすいように、最小ユーザー数を20人に抑え、導入支援サービスを充実させたこと。さらに、予算化しやすいように定額性とした。価格(税別)は、仮想デスクトップのリソースが最も小さい「Small」の場合に、20台で月額20万円(1年一括払い時の月額相当額)など。

 ネットワールドの「Networld Frontier DaaS」は、デスクトップ仮想化基盤(VDI)をクラウド型で提供するDaaS(Desktop as a Service)である。ミドルウェアとして「VMware Horizon DaaS」を使う。ユーザー専用のテナント環境を構築して提供する。CPU/メモリー/ストレージなどリソースの違いに応じてSmall/Medium/Largeの3タイプを用意。個別のカスタマイズにも応じる(図1)。

図1:Networld Frontier DaaSの概要(出典:ネットワールド)図1:Networld Frontier DaaSの概要(出典:ネットワールド)
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 特徴は、中小企業でも導入しやすいようにしたこと。まず、最小構成20ユーザー(20台)の小規模で導入できる。この上で、導入前のコンサルティングや導入支援、導入後の技術支援まで、システム担当者を支援する体制を用意した。料金も、従量課金ではなく、予算化しやすい定額モデルで提供する。

 製品提供の背景として同社は、DaaSの主なターゲットは大規模企業であり、中堅・中小企業にとっては最小契約数や個別のカスタマイズ費用がボトルネックになっている状況を挙げる。使用状況に応じた毎月の請求額も、予算化のハードルになっているという。

 導入の流れは、以下の通り。まず、導入コンサルティングを実施する。DaaS導入の計画立案支援や、デスクトップ設計、運用に関する設計を支援する。次に、オンサイトでのヒアリングやワークシートの作成など初期フェーズを支援。この上で、サーバー、ストレージ、ネットワークの設定を実施し、ユーザー専用のテナントを構築する。導入後は、ヘルプデスクのサポートを提供する。

 必要に応じて、オプションサービスも用意した。Active Directoryの新規構築サービスや、ウイルス対策やバックアップなどのソフトウェアの導入サービス、専用ハードウェアの導入サービス、などを用意した。SD-WANサービス「VMware SD-WAN by VeloCloud」や、エンドポイント保護サービス「VMware Carbon Black Cloud Endpoint Standard」といったVMwareのサービス群も利用できる。

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ネットワールド / VDI / VMware Horizon / DaaS

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