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IIJ、AWSの導入SIサービスを開始、計画の立案からシステム構築、設定代行まで総合的に支援

2020年7月16日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2020年7月16日、Amazon Web Services(AWS)を活用したシステムの、導入計画支援から設計、構築、移行、運用までを統合的に支援する「IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS」を開始した。価格(税別)は、導入計画支援が30万円から、システム構築がWebシステム一式で58万円から、運用管理がAWSの設定代行で12万5000円から、など。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS」は、AWSを活用したシステムの、導入計画支援から設計、構築、移行、運用までを統合的に支援するSIサービスである。AWSの再販に加えて、システム構築などのSIサービスをワンストップでIIJにアウトソースできる(図1)。

図1:「IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS」の全体イメージ(出典:インターネットイニシアティブ)図1:「IIJクラウドインテグレーションソリューション for AWS」の全体イメージ(出典:インターネットイニシアティブ)
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 「導入計画支援」「インテグレーション」「移行作業」「運用管理」の4フェーズで構成する。

 導入計画支援では、事前検証(PoC)の実施から構築・移行計画の立案、運用計画の立案までを支援する。導入効果を最大化するため、「AWS Well-Architected フレームワーク」を活用し、ベストプラクティスに沿ってシステム構成と導入計画を立案する。価格は、1プロジェクトあたり30万円から。

 インテグレーションでは、IIJの知見をもとに、IIJの閉域ネットワークサービスや運用管理サービスなど各種サービスを組み合わせてAWSシステムを構築する。クラウド利用のガバナンス実現のために、AWSのマネージドサービス(AWS CloudTrail、Amazon GuardDuty)を標準で設定して提供する。Webシステム一式を構築した場合の参考価格は、Webサーバー、データベース、ロードバランサ構築、および監視設定を含めて58万円から。

 移行作業では、オンプレミス環境からAWSへのシステム移行を支援し、移行計画立案から手順作成、移行作業までを実施する。AWSの移行ツール「CloudEndure Migration」を使って移行する「ベーシックプラン」と、移行全体を管理しながら状況にあった移行方法を選択する「エンタープライズプラン」の2つのプランから選択できる。移行後のフォローを行う「アフターケアパック」も用意している。価格は、1プロジェクトあたり98万円から。

 運用管理では、AWSの監視ツール「Amazon CloudWatch」など各種AWSサービスのガバナンス設定やセキュリティ設定を代行する。価格は、12万5000円から。「IIJ統合運用管理サービスAWSクラウドポータル」と組み合わせることで、バックアップジョブの自動化や構成管理も行える。なお、IIJ統合運用管理サービスでは、オンプレミスや他社クラウドも統合的に管理できる。

 なお、IIJ統合運用管理サービスAWSクラウドポータルは、Amazon EC2の稼働状態の監視、スナップショットやイメージバックアップなどのスケジュール実行、ネットワーク管理、構成管理などの機能を持つ。AWS独自の管理コンソールの扱いに慣れない運用管理者でも直感的に使えるとしている。IIJが事前にセットアップして引き渡す設定代行もできる。価格は、初期費用が5万円。月額費用が5万5000円。設定代行には別途12万円が発生する。

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