GRANDITは2020年7月31日、ERP(統合基幹業務システム)ソフトウェア「GRANDIT」のオプションとして、GRANDITの操作をロボットで自動化できる「GRANDIT RPAオプション」を発表した。2020年8月から提供する。オプションの価格(税別)は、GRANDITのモジュール範囲によって変動し、月額6万5000円から。
GRANDITは、国内のSIベンダー約60社が参加する「次世代ERPコンソーシアム」(現「GRANDITコンソーシアム」)が開発するERPソフトウェアである。事業会社として設立したGRANDITがERPを開発し、コンソーシアムの参加企業が販売している。
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今回提供を開始するGRANDIT RPAオプションは、GRANDITの操作を自動化するRPAロボットである(図1)。「マスター更新」、「バッチ実行」、「監査・チェック」の3種類の領域から、78の業務シナリオを作成して用意した。RPAの導入効果が高い業務を選別してロボットを作成しているため、要件の洗い出しやロボットの作成作業が不要である。
監査のチェック条件や、メールの通知先など、企業ごとに異なる要件は、Excel形式の設定ファイルに記載するだけで制御できる。稼働後に設定内容を変更したい場合も、Excelファイルを修正するだけで済む。RPAの専門知識が無くてもRPAを運用できる。
78の業務シナリオから、自社に必要な業務シナリオを自由に選択してRPAロボットを導入できる。選択する業務シナリオ数に関わらず、サービス費用は一定となる。料金は、GRANDITのモジュール範囲によって変動し、月額6万5000円から。
なお、GRANDITは、国内企業を中心に1150社を超える企業が導入している。2020年7月には新バージョン「GRANDIT Ver.3.1」を提供している。