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インテック、Microsoft 365に閉域網で直接接続するネットワークサービス、通信品質を確保可能に

2020年9月29日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インテックは2020年9月29日、社内ネットワークからMicrosoftのクラウドサービスに閉域網で直接接続するサービス「Microsoft Azure Peering Service」を開始した。同社のネットワーク接続サービス「統合型閉域ネットワークサービス」のオプションとして提供する。任意の拠点から各種のアクセス回線を利用してMicrosoftのクラウドサービスに接続できる。価格(税別)は、最小構成となる50Mビット/秒の帯域で月額50万円から。

 「Microsoft Azure Peering Service」は、ユーザー企業の社内ネットワークからMicrosoftのクラウドサービスに、閉域網で直接接続するサービスである(図1)。任意の拠点から、各種のアクセス回線を利用して、Microsoft 365などのクラウドサービスに接続できる。社内ネットワークがインテックのデータセンターにある場合は、データセンター内の構内接続でMicrosoftのクラウドサービスに接続できる。

図1:「Microsoft Azure Peering Service」のサービスイメージ(出典:インテック)図1:「Microsoft Azure Peering Service」のサービスイメージ(出典:インテック)
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 インターネット接続を介さずに、専用のアクセス経路を使ってMicrosoftのクラウドサービスに接続する。既設のインターネット接続用の機器(プロキシ)やファイヤウォールを経由せず、専用のアクセス回線や構内接続を介してMicrosoftのクラウドネットワークに直接接続する。Microsoft 365あての通信を専用経路に振り分けることで、その他のインターネット向けの経路と区別する。

 Microsoft 365あての専用の経路を設けることによって、Microsoft 365利用時の通信品質を高められる。既設のプロキシやファイヤウォールの性能を圧迫することなく、安定した通信環境でMicrosoft 365を利用できる。例えば、「Teamsを導入したが、テレビ会議の映像が止まってしまう」、「Excelファイルの起動に時間がかかるようになった」といった、通信量の増加による課題を解決できる。

 サービスの導入にあたっては、既存ネットワーク環境の現状分析と、コンサルティングも実施する。ユーザーのセキュリティポリシーやネットワーク設計に応じて必要になるクラウドプロキシなどのシステム要素も一括で提供できる。Microsoft 365の導入・展開など、Microsoft 365の活用に必要なサービスも提供できる。

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