クラウドサービス「Alibaba Cloud」を日本国内で展開するSBクラウドは2020年10月5日、Alibaba Cloud上に構築したユーザーのシステム基盤の監視やオペレーション業務の代行に加え、インシデント発生時の復旧を支援する「Alibaba Cloud MSP(Managed Service Provider)サービス(監視・運用代行)」を提供開始した。24時間365日体制でシステムの安定稼働を支援する。
Alibaba Cloud MSPサービス(監視・運用代行)は、SBクラウドに在籍するAlibaba Cloudの専門家が、24時間365日体制でユーザーのシステム基盤の監視やオペレーション業務を代行するサービスである(図1)。応答障害や通信障害などのインシデントの発生時には、ユーザーのシステム基盤の復旧を支援する。これにより、システム運用の負担を軽減することが可能だ。
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基本サービスとして、サービスデスクの設置と作業実績レポートの作成を行う。これに加え、ニーズに応じた以下の3つのプランを用意している。
- 「ベーシックプラン」
- 事前にユーザーと設定した定義に基づいて、システム基盤の監視と、CPUの高負荷やネットワークトラフィックの増加などのアラーム情報を検知した際の通知を行う。アラーム情報の検知時には、メールや「Slack」、「DingTalk」などの所定の連絡先へ、事前にユーザーと合意した定義に基づき通知する
- 「スタンダードプラン」
- ベーシックプランのサービス内容に加え、インシデント発生時の一次対応として作業手順書に基づいた一次復旧作業と、パッチ適用などの定期的な運用作業を代行する
- 「プレミアムプラン」
- スタンダードプランのサービス内容に加え、作業手順書に基づいて、インシデント二次対応を実施する。インシデント一次対応では解決できなかった事象に対して、システムログや設定の確認をともなう支援作業を実施する。また、ユーザーのシステム基盤の構築を担当したエンジニアチームによる原因の調査や、Alibaba Cloudの各種プロダクトおよびサードパーティの製品などに関する問い合わせを代行し、トラブル対応を総合的に支援する。
価格(税別)は、基本料金が1契約あたり月額2万円から。ベーシックプランは初期費用が5万円からで、月額費用が1万円から、スタンダードプランは初期費用が10万円からで、月額費用が2万円から、プレミアムプランは初期費用が10万円からで、月額費用が3万円から。