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オートメーション・エニウェア、社員とボットのやり取りで業務を自動化する「AARI」を提供

2020年10月21日(水)IT Leaders編集部

オートメーション・エニウェア・ジャパンは2020年10月20日、RPA(ロボットによる業務自動化)に「業務向けデジタルアシスタント」の役割を与えるソフトウェア「Automation Anywhere Robotic Interface(AARI)」を発表した。社員とソフトウェアボットがやり取りしながらプロセス全体を自動化できる。

 オートメーション・エニウェア・ジャパンの「AARI」は、同社のRPAソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise A2019」上で稼働する対話型のボットシステムである。人の判断や例外処理が必要な非定型業務プロセス全体を、ソフトウェアボットと従業員の簡単なやり取りで連携させ、プロセスの終わりまで自動で処理できるようにする(図1)。

図1:AARIを使用したプロセス自動化のイメージ(出典:オートメーション・エニウェア・ジャパン)図1:AARIを使用したプロセス自動化のイメージ(出典:オートメーション・エニウェア・ジャパン)
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 社員は、自分の業務プロセスに合ったボットをAARIのユーザーポータルで選択し、これを使って業務を開始する。判断や例外処理が必要なプロセスにおいては、簡単な入力や選択を求める画面を表示する。ここに数字やテキストを入力したり、選択して処理することで、次のプロセスを自動で処理できる。

 稼働環境に応じて、Webブラウザでアクセスして使う「AARI for Web」、デスクトップアプリケーションの「AARI for Desktop」、外部アプリケーション(Excel、Salesforce、MuleSoft、ServiceNowなど)から直接起動する「AARI for Apps」の3種類を用意した。今後は、音声でもやり取りができるように開発を進める。

 利用シーンの例として、「経費精算申請から承認、支払い手続きまでの流れ」や、「緊急の要請とその進捗を常に参照できるようにする仕組み」「例外処理で進めるための上長への業務引継ぎ」「顧客情報の更新、重複や利用状況の確認」「融資申し込み窓口で、顧客の要望や利用条件に応じて、商品や優遇キャンペーンの情報を自動で表示させる」などを挙げている。

 なお、オートメーション・エニウェアでは、「Discovery Bot」と呼ぶ、業務プロセスを記録して自動化に適したプロセスを提案してボットを生成するツールも用意している。これを併用することによって、ボットの開発から運用までの時間を抑えられる。

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