NECは2020年11月4日、データ分析をAIで自動化するソフトウェア「dotData Enterprise」のSaaS版「dotData Cloud」を販売開始した。NECが2018年4月に米国で設立した米dotDataが開発した製品で、2018年7月からNECが国内でソフトウェアを提供している。dotData Cloudの価格(税別)は、データ分析の支援サービス込みで月額100万円から。販売目標として今後1年間で100社を掲げる。
NECの「dotData Enterprise」は、AIを活用した予測モデルの生成を自動化するソフトウェアである。従来、データサイエンティストが行っていた、データプレパレーション(準備)、仮説立案、マシンラーニング(機械学習)、分析結果の説明などを自動化する(図1)。
図1:「dotData」の製品ポートフォリオ(出典:NEC)拡大画像表示
今回、dotData EnterpriseのSaaS版にあたる「dotData Cloud」の提供を開始した。AWS(Amazon Web Services)の東京リージョンよりサービスを提供する。クラウドサービスであるため、迅速かつ小規模から利用を始められる。
データの分析を支援するサポートサービスもセットで提供する。dotDataの学習用コンテンツを提供するほか、リモートで問い合わせに対応する。これにより、部門単位での導入など、規模の小さなデータ分析ケースにも活用しやすくなる。
dotData Cloudを利用するユーザーの1社が、自動車タイヤメーカーの住友ゴム工業である。材料分析にAIを利用する。
dotData Cloudの価格(税別)は、データ分析の支援サービス込みで月額100万円から。利用人数は無制限。IaaS基盤はAWS東京リージョン。ハードウェアリソースの基本構成は、計算クラスタが3ノード(1ノードあたりCPUが8コア、メモリーが64GB)。
NEC / dotData / データプレパレーション / マシンラーニング / 住友ゴム工業
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