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富士通SSL、トラフィック分析で脅威を検出するNDRアプライアンス「Vectra AI」を販売

2020年11月6日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は2020年11月5日、米Vectra AI(旧社名:Vectra Networks、日本法人:Vectra Japan)のアプライアンス型のNDR(ネットワーク検知・対処)製品「Vectra AI」の販売を開始した。価格(税別)は個別見積もりで1000万円から。販売目標は3年間で8億円。

 「Vectra AI」は、米Vectra AI(旧社名:のNDRアプライアンス製品である。ネットワークトラフィックを収集・分析し、内部に侵入したセキュリティ上の脅威を可視化する。サイバー攻撃に侵入されることを前提に、脅威のインシデントを早期に検出し、影響範囲を特定し、迅速に対処できるようにする。

 アプライアンスサーバー機器の形態で提供し、スイッチのミラーポートに接続するだけで利用を始められる。トラフィックをミラーポートから収集する仕組みであるため、サーバー機やクライアントPCなどのエンドポイントへのエージェントソフトウェアの導入は不要である。

 特徴は、独自のAI技術を用いることによって、膨大なアラート情報の中から緊急度の高いインシデントを自動で絞り込んでダッシュボードに表示できることである(図1)。発生している脅威の内容を分析し、対処の優先順位を付ける。

図1:Vectra AIのダッシュボード画面(出典:富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)図1:Vectra AIのダッシュボード画面(出典:富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)
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 独自のAI技術の特徴を同社は、「教師データを用いた学習(グローバルラーニング)と、教師データを用いない学習(ローカルラーニング)を用い、相関分析をおこなうことで、過検知を最小限にとどめる」と説明している。

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