SCSKは2020年11月19日、AI学習オンラインサービスを運営するアイデミーと協業を開始したと発表した。SCSKの教育コンテンツを、アイデミーが運営するAI学習オンラインサービス「Aidemy Business Cloud」上の標準コンテンツとして同年11月24日から提供する。
SCSKがAI学習オンラインサービスを運営するアイデミーと協業を開始した。SCSKのAI基盤「SNN(SCSK Neural Network toolkit)」の教育コンテンツを、アイデミーが運営するAI学習オンラインサービス「Aidemy Business Cloud」上の標準コンテンツとして提供する。
協業の背景について同社は、AI関連技術はPoCに終わるケースが多い状況を挙げる。「実用に至るには、AI人材育成、AIモデル構築、AI実運用の各局面で課題がある。SCSKの実装技術とシステム運用実績に、アイデミーの教育サービスとAI運用の知見を組み合わせることで、課題をワンストップで解決できる」としている。
SCSKが提供しているAI基盤のSNNは、ディープラーニング(深層学習)を用いて、画像解析やセンサーデータ解析のAIモデルを作成できる基盤ソフトウェアである。学習データやAIモデルの管理機能、直感的に使えるGUIなどを備える。
アイデミーが運営しているAidemy Business Cloudは、AIについて学べるeラーニングサービスである。組織で効果的に利用するために必要な管理機能や、習熟度を測るテスト機能、体系化したカリキュラムを備えている。マシンラーニング(機械学習)の環境を構築することなく学習を始められる。
マシンラーニングで多く用いられるプログラミング言語「Python」や、NumPy(ナンパイまたはナムパイ)、Pandas、scikit-learn(サイキットラーン、旧称:scikits.learn)、TensorFlowといったライブラリを学べる。