三菱総研DCSは2021年1月13日、NTTデータ・ビズインテグラルが販売するERPパッケージソフトウェア「Biz∫(ビズインテグラル)」の販売パートナー契約を締結し、同年1月に導入サービスの提供を開始した。Biz∫の導入に加えて、ERPに蓄積した活動実績データを活用できる仕組みを提供する。
「Biz∫」は、NTTデータ・ビズインテグラルが販売するERPパッケージソフトウェアである。会計、販売、購買、人事などの基幹業務アプリケーションを提供するほか、ワークフロー、マスターデータ管理、他システム連携、統合運用管理といった共通系の機能をラインアップしている。業務モジュール別、利用ユーザー数別でライセンスを購入できる。
三菱総研DCSは今回、Biz∫の導入支援サービスを開始したBiz∫の導入に加えて、ERPに蓄積した活動実績データを活用できる仕組みを提供する(図1)。

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導入支援サービスの特徴の1つとして、経営判断を迅速化できる点を挙げる。月次処理などの決算処理時間を短縮できるとしている。また、製造業向けには、生産管理を含めた全社統合システムを実現できるように、システム間連携機能をあらかじめ用意している。
上流コンサルティングやERPシステムの仕様などに精通したERP技術者が在籍しているとアピールしている。ERP領域におけるプロセスマイニングやRPA(ロボットによる業務自動化)なども支援できるとしている。例えば、モニタリングによって業務改善のポイントを継続的に把握できる。RPAの対象業務を特定して自動化できる。
データサイエンティストも80人在籍しているとアピールする。ERPデータを活用した顧客ビジネスの拡大、現場の可視化(ビジネスインテリジェンス)によるコスト削減、予測(AI)による製販在の全社最適化、自動化(AI)による生産性向上/ミス低減などの効果を出せるとしている。