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パイプドビッツ、アプリケーション開発基盤の新版「スパイラル 1.13.3」、多要素認証やFIDO認証を利用可能に
2021年1月26日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
パイプドビッツは2021年1月25日、メール配信やアンケートといった名簿ベースの業務アプリケーション機能を提供するPaaS/SaaS基盤「スパイラル」新版「1.13.3」を発表した。同日に1.13.3のベータ版の受付を開始し、同年2月25日より製品版を提供開始する。新版では、Webサイトの認証手段を拡充し、ID/パスワード以外に2段階認証やFIDO認証などをサポートしている。
パイプドビッツの「スパイラル(SPIRAL)」は、メール配信やアンケートといった名簿ベースの業務アプリケーションを開発するためのクラウド型アプリケーション開発基盤である(関連記事:パイプドビッツ、アプリケーション開発基盤「スパイラル」を強化、CSVでデータを出力可能に)。
販売促進やCRM(顧客関係管理)における顧客情報や、給与明細における従業員情報など、名簿情報を管理し、これらを活用したWebアプリケーションを開発して運用できる。
新バージョン1.13.3では、2段階認証やFIDO認証を、ボタン操作だけで設定できるようにした(画面1)。セキュリティの高い会員サイトを素早く構築できる。「スクラッチ開発で2~3カ月を要する開発工数を、半日に抑えられる」としている。
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2段階認証の種類は、「アプリ認証」、「メール認証」、「SMS認証」のいずれかから複数選択できる。FIDO認証も追加した。指紋、顔、虹彩などの生体認証デバイスやセキュリティキーなどを利用し、パスワードを使わずに会員サイトにログインできるようになった。