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[市場動向]

JDMC、2021年データマネジメント賞の受賞7社を発表、大賞は東京海上ホールディングス

2021年3月4日開催「データマネジメント2021」で受賞企業のキーパーソンが取り組みを披露

2021年2月26日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)は2021年2月25日、データマネジメント分野の取り組みの模範となる活動を表彰する「2021年データマネジメント賞」の受賞企業を発表した。8回目となる今回は、大賞の東京海上ホールディングスを含め、7社が各賞を受賞した。

 日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の「データマネジメント賞」は、データマネジメント分野の取り組みの模範となる活動を表彰する制度である。マスターデータの統合で成果を上げた取り組みを表彰する「データ統合賞」や、先端技術の活用で他の模範となる取り組みを表彰する「先端技術活用賞」など5つの賞を設けている。

 2021年は、大賞を受賞した東京海上ホールディングスを含め、7社が各賞を受賞した。各賞の説明と受賞企業、受賞理由は、表1のとおりである。

 日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)は、データマネジメント賞の背景として、データマネジメントの必要性を説く。デジタル化を進めるにあたってはデータの活用が根幹であり、データマネジメントに真摯に取り組むことが必要だ、としている。データマネジメントに関する社会的認知を高めたい、としている。

 なお、受賞企業のうち、大賞の東京海上ホールディングス(東京海上日動火災保険)と、データ統合賞の第一生命保険の2社は、2021年3月4日にJDMCがオンラインコンファレンスとして開催する「データマネジメント2021」において、リーダーみずからが登壇して取り組み内容を講演する。

表1:「2021年データマネジメント賞」の説明と受賞企業7社(出典:一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム)
賞名 説明 受賞企業名 受賞理由
大賞 「データマネジメント活動において、特筆すべき取り組み・成果を出した企業・機関などで、この取り組みが現状および将来にわたり他の模範となると認定された場合に授与します」 東京海上ホールディングス 経営戦略と同期したデータアーキテクチャの整備と先導的なデータ人材の育成
特別賞 「既存の賞の枠組みにとらわれない、卓越したデータマネジメントの取り組みに対し授与します」 jig.jp オープンデータの活用による新型コロナウィルス感染状況の可視化貢献
データ統合賞 「これまで困難とされてきた「マスターデータの統合」に果敢にチャレンジし、成果を上げた取り組みに対し授与します」 第一生命保険 社内外のデータを活用し事業戦略を支えるデータマネジメント基盤の実現
先端技術活用賞 「先進的な理論や技術に対していち早く試み、ノウハウや成果を公開するなど、他の模範となる取り組みに対し授与します」 中日本高速道路 トイレ施設の3次元デジタルモデル化で高速道路業務オペレーションを変革
アナリティクス賞 「データ量が劇的に増加する中、企業情報システム、ウェブアプリケーション、センサーなどが生み出す膨大なデータを分析し、さらにサードパーティーデータ等も併せて活用しながら、実際のビジネスの現場で活用することにより、多大な成果を上げた取り組みに対し授与します」 ユーフォリア ケガの予防とトレーニング効果を両立するアナリティクスの実践
wash-plus 気象データを含めたビッグデータ分析によるコインランドリー事業の変革
NTT東日本 150万社の顧客ニーズをAIで可視化、受注拡大や満足度向上を追求

●Next:データマネジメント2021受賞企業7社の取り組み詳細

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