カゴヤ・ジャパンは2021年3月23日、VMwareベースのクラウドサービス「FLEX クラウドサーバー」において、月額4400円からの低料金設定を特徴とする「FLEX クラウドサーバーLite」シリーズを提供開始した。
カゴヤ・ジャパンの「FLEX」は、物理サーバーとVMwareベースのクラウドサーバーのハイブリッド構成によってコストを抑えた、オーダーメイド型のプライベートクラウド環境である(図1)。オンプレミスの環境からスムーズにクラウドへ移行できることを謳う。同社がヒアリングを行ったうえで、ユーザーに適した構成を提案する。導入支援サービスも提供する。
図1:FLEX クラウドサーバーの構成イメージ(出典:カゴヤ・ジャパン)拡大画像表示
今回提供開始した「FLEX クラウドサーバーLite」シリーズは、スタートアップや中小企業などの「コストを抑えたい」要望に応える低料金シリーズである。トライアルやコスト削減の用途に向けて、従来のクラウドサーバーからHA(自動フェイルオーバー)機能を省いている。
なお、従来のクラウドサーバーは、「FLEX クラウドサーバーStandard」シリーズと名称を変更する。Liteシリーズで稼働したままStandardシリーズへアップグレードが可能。ユーザーは、Liteシリーズで利用を開始し、本番稼働の際にStandardシリーズへ移行するといった使い方ができる。
ストレージは、Lite/Standardシリーズのいずれも「HDDタイプ」と「SSDタイプ」から選択可能。HDDタイプは、大容量のファイルサーバーやコンテンツサーバーなどの用途に向く。回線は標準で1Gbps共有回線を用意し、必要に応じて回線を増強できる。
FLEX クラウドサーバーLiteシリーズ(HA機能なし)は最低スペックで、CPUコア数2、メモリ4GB、SSD 50GBの「vDual4-Lite」と、CPUコア数2、メモリ4GB、HDD 50GBの「vDual4-LiteH」がある。
料金はvDual4-Liteが4950円で、vDual4-LiteHが4400円。月額固定料金のため、毎月のコストを事前に把握することができる。初期費用は無料となっている。
同社は、コロナ禍を契機とした国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を背景に、社内サーバーのクラウド移行が加速している状況を挙げる。「一方で、パブリッククラウドへの移行は、セキュリティや従量課金制によるコスト増の懸念、運用面での学習時間、エンジニア不足といった課題から進んでいない」(同社)
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