富士通クラウドテクノロジーズは2021年4月8日、パブリッククラウドサービス「ニフクラ」および「FJcloud-V」において、PostgreSQLベースの商用データベースを提供するメニューを追加した。富士通が販売する「FUJITSU Software Enterprise Postgres」を「データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)」の名称でメニュー化している。価格(税込)は月額1万9470円から。
「データベース(FUJITSU Software Enterprise Postgres)」は、パブリッククラウドの「ニフクラ」および「FJcloud-V」でメニューとして提供されるデータベースサーバー(DBMS)である。ニフクラおよびFJcloud-Vのコントロールパネルから利用を始められる。
富士通のデータベース製品「FUJITSU Software Enterprise Postgres v13」をメニュー化している。オープンソースソフトウェアのPostgreSQLと比較して、セキュリティの強化、運用の簡素化、長期サポートなど、商用データベースならではの利点を持つ。
FUJITSU Software Enterprise Postgresには、標準エディションの「Standard Edition」と、上位エディションの「Advanced Edition」がある。上位エディションは基幹業務システム向けで、標準エディションの機能群に加えて、インメモリーデータベース機能など、性能面でいくつかの差異化を図っている。
稼働OSは、Red Hat Enterprise Linux 8(64bit)またはWindows Server 2019 Standard Edition(64bit)から選択可能。VMwareサーバー仮想化環境で、これらのOS上で稼働するデータベースを利用できる。
価格(税込)は、Red Hat Enterprise LinuxとWindows Serverで共通。Standard EditionはvCPUあたり月額1万9470円で、HA(高可用性)構成時のスタンバイサーバーはvCPUあたり月額9790円。Advanced EditionはvCPUあたり月額10万4500円で、HA構成時のスタンバイサーバーはvCPUあたり月額5万2250円となっている。