[新製品・サービス]
AWSジャパン、クラウド移行をトータルで支援する「ITトランスフォーメーションパッケージ」
2021年4月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は2021年4月20日、企業のクラウド移行をトータルで支援する新たなプログラム「AWS ITトランスフォーメーションパッケージ」(ITXパッケージ)の提供を開始した。移行に必要な、評価、計画立案、移行の3つのフェーズを網羅している。AWSジャパンは従来、評価および移行フェーズを支援してきたが、今回、計画立案フェーズを追加したことで、企業のクラウド移行プロジェクトを全般にわたって支援していく。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)の「AWS ITトランスフォーメーションパッケージ(ITXパッケージ)」は、企業のクラウドへの移行をトータルで支援するプログラムである(図1)。クラウドへの移行に必要な、評価、計画立案、移行の3フェーズのすべてを支援する。サービス料金の一部負担など、コスト面での支援も含めて提供する。
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AWSジャパンは従来、クラウド移行プログラム「Migration Acceleration Program」(MAP)において、「評価フェーズ」と「移行フェーズ(マイグレーション&モダナイゼーション)」の2フェーズを支援してきた。
評価フェーズの支援では、クラウドに移行することによるコスト削減効果を評価すると共に、移行準備状況のアセスメントを行う。移行フェーズの支援では、アプリケーション移行のプロトタイピングを行うほか、AWS利用料が増加分について一定の割合を3年間にわたって軽減する利用料還元プログラムを提供している。
今回、新たに「移行計画立案フェーズ」を支援するサービスを追加し、刷新したクラウド移行プログラムとしてITXパッケージを用意した。
計画立案フェーズでは、AWSのスキルを有する人材を育成するトレーニングバウチャー(利用券)の提供、推進組織(CCoE)の立ち上げ支援サービスの利用料の一部負担、パイロット移行プロジェクトの選定、体験型ワークショップ(EBA)による移行などの支援を提供する。
ITXパッケージを利用する企業は、AWSによるアセスメントを受けることから始まる。アセスメント以降の支援については、自社の環境や要件に応じて必要とする支援を選び利用するかたちである。