丸紅情報システムズ(MSYS)は2021年6月3日、企業情報システムを対象としたマネージドセキュリティサービス「MSOC SecurityProtection」を発表した。セキュリティ対策を重視する企業向けに提供する。販売目標として3年後に1億円を掲げる。
丸紅情報システムズ(MSYS)の「MSOC SecurityProtection」は、UTM(統合脅威管理)やIDS/IPS(不正侵入検知/防御サービス)の導入・構築、セキュリティ対策の運用・監視をワンストップで提供するマネージドセキュリティサービスである(図1)。
図1:MSOC SecurityProtectionの概要(出典:丸紅情報システムズ)
拡大画像表示
拡大画像表示
セキュリティ対策の分析担当者(アナリスト)が24時間体制でログの詳細な分析を行い、インシデントの内容を判断する。アナリストが重要と判断したインシデントは、ユーザーに報告したうえで、対策を協議して丸紅情報システムズのセキュリティ監視センター(SOC)で対処する。
サービス投入の背景として同社は、UTM機器の導入が増えている一方で、UTMの機能が複雑化し、UTMの運用が煩雑になっている状況を挙げる。「専任の運用人材を確保することが難しく、対策不足でサイバー攻撃の脅威にさらされる状況が喫緊の課題になっている」(同社)