グレープシティは2021年7月29日、Excelに似た操作性を持つWebアプリケーション開発ツール「Forguncy(フォーガンシー) 6」をアップデートし、ログイン時の2要素認証対応など機能を追加した。テレワークなど多様化したワークスタイルにおけるセキュリティレベルを高めている。価格(税別)は開発ライセンスが17万2000円、運用ライセンスが最小構成で82万円。
グレープシティの「Forguncy」は、Excelに似た操作性を特徴とするWebアプリケーション開発ツールである。画面(データ入力)と帳票(PDF出力)、ワークフロー機能やメール送信機能などをノンプログラミングで開発できる。データを格納するリレーショナルデータベースサーバー機能も備える(画面1、関連記事:グレープシティ、Excelライクな操作のWebアプリ開発ツール「Forguncy 6」をリリース)。
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Excelに似たアプリケーション開発環境「Forguncy Builder」を備える。セルの書式設定、数式、Excel関数、データの入力規則、グラフといったExcel機能をそのまま利用できる。Excelのようにセルのマス目を方眼紙として利用できるので、セルの結合や罫線を使って、紙の伝票のような複雑なレイアウトを再現できる。既存のExcelファイルからWebアプリケーションを自動生成するウィザード機能も提供する。
今回、2020年5月リリースの「Forguncy 6」をアップデートし、Forguncyにログインする際のセキュリティ強化として2要素認証に対応した(図1)。ID/パスワードによるユーザー認証に加えて、時限式のワンタイムパスワードを組み合わせることができる。認証アプリに、Microsoft AuthenticatorまたはGoogle Authenticatorを利用する。
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●Next:帳票のメール自動送信など、アップデートで追加・拡充された機能
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