エクストリーム-Dは2021年8月6日、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)やAI用途のクラウドサービス「AXXE-L by XTREME-D」のベアメタル高速計算環境を刷新し、第4世代となるベアメタルインスタンス「G4」を発表した。ハードウェアとして、同年6月にエクストリーム-Dが発表した「AXXE-L One」を利用している。
エクストリーム-Dは、HPCやAI用途のクラウドサービス「AXXE-L by XTREME-D」のベアメタル高速計算環境を刷新し、第4世代となるベアメタルインスタンス「G4」を発表した。
サーバーハードウェアは、エクストリーム-Dが開発した「AXXE-L One」(写真1)。計算サーバー(AXXE-L One for Compute)、管理サーバー、高速ファイルシステムを採用したストレージ、などの各種サーバーと組み合わせたベアメタル高速計算環境として構築している。
G4は、エクストリーム-Dがこれまで3世代にわたって構築してきたベアメタルコンピュート環境と同様に、エクストリーム-DのデータセンターパートナーであるMCデジタル・リアルティが運営するデータセンターに構築している。
計算サーバーは、AMD EPYC 7003シリーズ(2.0GHz)、1台あたり最大128CPUコア、1TBのメインメモリーを搭載する。一部のサーバーは、デスクトップ仮想化基盤(VDI)およびGPGPU用途としてNVIDIA製GPU(A100、V100)を搭載する。
大容量高速ファイルシステムには、データダイレクト・ネットワークスのLustreストレージとDell TechnologiesのIsilonストレージを採用した。
また、サーバー間接続のインターコネクトは、NVIDIA Mellanox製の100GbpsのInfiniBandで接続している。