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[新製品・サービス]

ワンビシアーカイブズとNTT Com、製品連携で見積から請求までの企業間取引を電子化

2021年8月12日(木)IT Leaders編集部

日本通運子会社のワンビシアーカイブズ(現NXワンビシアーカイブズ)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2021年8月11日、企業間取引電子化サービスにおける両社製品の連携を発表した。ワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」と、NTT Comの請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」を連携させ、見積から請求に至る一連の企業間取引を電子化する。

 ワンビシアーカイブズとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、電子契約サービス「WAN-Sign」と請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード」を連携させた。これにより、見積から契約、請求に至る一連の企業間取引を電子化し、書面の郵送が不要になる(図1)。

図1:「WAN-Sign」「BConnectionデジタルトレード」を連携させた基盤のイメージ(出典:ワンビシアーカイブズ、NTTコミュニケーションズ)図1:「WAN-Sign」「BConnectionデジタルトレード」を連携させた基盤のイメージ(出典:ワンビシアーカイブズ、NTTコミュニケーションズ)
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 WAN-Singは、電子契約書の作成・署名・保存など、電子契約に必要となる機能を提供する。一方のBConnectionは、電子見積・請求書の作成、取り交わし・保存など、電子見積・請求に必要となる機能を提供する。今回、WAN-Signで管理している契約金額を基にBConnectionで請求書を作成するなど、両サービスをワンストップで利用できるようにした。

 ERPシステムとのAPI連携もサポートする。大規模なシステム改修をすることなく、請求金額や内訳など請求関連のデータをERPシステムに転送する。請求情報をERPに転記する際のミスを抑えて業務を効率化する。2023年より導入が始まるインボイス制度に準拠した適格請求書の発行にも対応し、同書発行に対応するシステムを別途準備する必要がない。

 なお、WAN-Signは、ワンビシアーカイブズがGMOインターネットグループと共同開発した電子契約サービスである。GMOインターネットグループの電子印鑑「GMOサイン」と「GlobalSign」認証局・電子署名を技術基盤とし、ワンビシアーカイブズが持つ情報資産管理のノウハウに基づいて、内部統制やセキュリティ機能などを拡張している。電子契約書の一元管理や、書面契約書の原本管理・電子化が行える。

 BConnectionデジタルトレードは、請求書などの紙書類を電子化するクラウド型請求書電子化サービスである。電子請求書を作成・発行する機能や、作成した電子請求書を社内回覧する機能、請求データを他の会計システムに連携させる機能などを提供する。ペーパーレス化やテレワークの推進、生産性向上を支援する。

 製品連携の背景としてNTT Comは、コロナ禍で企業におけるリモートワークの導入が進む状況を挙げる。「ただし、見積書・契約書・請求書の発行・受領・押印などオフィスでの対応が必要となる業務が存在するため、出社を余儀なくされているケースが少なくない」(同社)

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NTTコミュニケーションズ / 協業・提携 / 電子契約 / 電子署名 / インボイス制度 / B2B / 日本通運 / ペーパーレス

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