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[市場動向]

tdi、ローコード開発「OutSystems」を用いてSSOを実装する方法の解説資料を公開

2021年8月23日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

情報技術開発(tdi)は2021年8月23日、技術資料「ローコード開発基盤OutSystemsでシングルサインオンを実現する」を公開した。ローコード開発ツール「OutSystems」を用いたシングルサインオン(SSO)の実装方法をまとめたもの。実装例として、SAML連携によってユーザー認証にAzure ADを利用する方法を解説している。資料はPDFで、全15ページで構成する。

画面1:技術資料『ローコード開発基盤OutSystemsでシングルサインオンを実現する』の表紙(出典:情報技術開発)画面1:技術資料「ローコード開発基盤OutSystemsでシングルサインオンを実現する」の表紙(出典:情報技術開発)
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 情報技術開発(tdi)は、ローコード開発ツール「OutSystems」を用いたシングルサインオン(SSO)の実装方法を解説した技術資料「ローコード開発基盤OutSystemsでシングルサインオンを実現する」(画面1)を同社のWebサイトで公開した。資料はPDFで、全15ページで構成する。

 同資料では、冒頭でSSOのメリット/デメリット、複数あるSSOの実装方式(リバースプロキシ、エージェント、代行認証、SAML連携)それぞれの説明、OutSystemsがSAML連携部品を用意していることなどを説明。その後に、SAML連携によって、Azure ADベースのWebアプリケーション認証を実装する方法を解説している。

 OutSystemsは、Webサイト「Forge」において、共通ライブラリやパーツ、テンプレートスタイルなどを公開している。Forgeでは、SAMLを用いた認証の構成に必要な部品を公開している。これらのSAML連携用SSOパーツを導入することで、Azure ADなど各種の商用IDプロバイダーが提供する認証機能を利用して、OutSystemsのアプリケーションにログインできるようになる。

 ログインの流れとして、エンドユーザーがOutSystemsで開発したWebアプリケーションにアクセスすると、Webアプリケーションは、SAML連携先となるIDプロバイダ(Azure IDなど)にリダイレクトする。エンドユーザーは、IDプロバイダーのWeb画面にユーザーID/パスワードなどを入力して認証を受ける。Webアプリケーションにリダイレクトし、ログインが完了する。

Webアプリをノンコーディングでビジュアル開発

 OutSystemsは、米OutSystemsが提供するWebアプリケーションをノンコーディングでビジュアル開発するローコード開発ツールである。ノンコーディングで.NET環境(C#)のWebアプリケーションを構築できる。開発ツールはWindowsまたはMacで動作する(関連記事ローコード開発ツールのOutSystems、基幹システムのカスタム開発が増加)。

 OutSystemsで開発した設計情報は、リポジトリサーバー上で管理する。バージョン管理やソフトウェアの依存関係管理など、開発工程に必要な機能群を一通り提供する。設計上の不具合は、組み込み型の品質エンジンが自動的に見つける。稼働後のアプリケーションの性能を監視する機能も提供する。

 tdiは2017年6月、当時の国内総代理店であるBlueMemeとの資本提携および業務提携を通じ、OutSystemsによるローコード開発サービスを開始している。OutSystemsのライセンス販売に加え、OutSystemsの導入支援サービスや導入コンサルティングを提供している(関連記事情報技術開発、ローコード開発ツール「OutSystems」の専任組織、3年後に技術者を300人体制に)。

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