[新製品・サービス]
NECプラットフォームズ、FPGA搭載エッジコンピュータを販売、AI画像解析を高速処理
2021年8月31日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NECプラットフォームズは2021年8月31日、エッジコンピュータ「コンパクトボックス型コントローラ Xilinx Zynq UltraScale+ MPSoC搭載モデル」の販売を開始した。エッジコンピューティングに適した小型のボックス型Windows PC「コンパクトボックス型コントローラ」の新モデルとして追加した。米ザイリンクス(Xilinx)の適応型SoC「MPSoC」を搭載し、FPGA部に専用ロジックを組み込むことで、AI画像解析など負荷の大きい演算処理を高速に実行する。価格(税別)は29万8000円で、同年9月14日から出荷する。販売目標として年間1万台を掲げる。
写真1:コンパクトボックス型コントローラの外観拡大画像表示
NECプラットフォームズの「コンパクトボックス型コントローラ」は、エッジコンピューティングに適した小型のボックス型コンピュータである。置き場所に困らないよう、180×180×50mmのコンパクトな筐体を採用している。電源はACアダプタで供給する。工場などで長期利用できるように、5年間の長期供給と、供給終了後6年間の保守期間を保証する(関連記事:NECプラットフォームズ、エッジ向けPCにPCIカード増設ユニットを追加、GPUを搭載可能、写真1)。
今回、コンパクトボックス型コントローラの新モデルとして、プロセッサに米ザイリンクス(Xilinx)の適応型SoC「MPSoC」を搭載したモデルを追加した(写真2)。OSレスで、PetaLinuxの動作を確認済み。MPSoCは、Armプロセッサ、FPGA、GPU、H.264/H.265ビデオコーデックなどを1つのチップに統合した適応型SoCである。
写真2:MPSoCを搭載したメインボードの外観拡大画像表示
FPGA部にロジックを組み込むことで、AIや画像解析など負荷の大きい演算処理をリアルタイムに実行できる。例えば、産業用カメラと組み合わせれば、製造ラインの画像を用いて製品の識別や測定、欠陥の検出などを自動化するマシンビジョンシステムを構築できる。また、低消費電力・低発熱で実行できるため、24時間365日、連続安定稼働ができるとしている。
マシンビジョンシステムなどを構築する際に必要な組み込みOS(PetaLinux)、AIエンジン、産業用カメラなどは、各ベンダーとあらかじめ連携し、標準サポート品を揃えている。個別に評価・検証することなく、用途に合わせたシステムを構築できる。
また、各種のシステム構築支援をオプションサービスとして用意している。SI試作開発フェーズでの製品仕様・要件検討の支援、FPGAの論理実装などの受託開発、量産開発フェーズでの規格認証試験の支援、信頼性向上の施策提案まで、ワンストップで支援する。
インタフェースは、M.2スロットや外部拡張スロット、USB、ギガビットEthernet、DisplayPortなどを標準で搭載している。M.2スロットを介して、SSDや無線LANモジュールを増設できる。外部拡張スロットはFPGA部の信号と直結できる設計になっており、産業用カメラや制御機器と接続できる。
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