[新製品・サービス]
スマホのふるまい検知/認証を用いたWindowsログイン認証ツール「DZ Pass」に新版
2021年8月31日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
AnchorZ(アンカーズ)は2021年8月30日、Windowsログイン認証ソフトウェア「DZ Pass」の新版「DZ Pass Ver2.0」を発表した。同年9月末から提供する。スマートフォンがユーザーのふるまい(行為)を検知して本人認証を連続的に行い、PCと通信して、PCのWebログイン認証を行う仕組みをとる。新版では、PC内蔵カメラに第三者が映り込んだ際に通知する動体検知機能を追加した。価格(税込み)は300ユーザーで年額165万円。
AnchorZ(アンカーズ)の「DZ Pass」は、Windows PCのログイン認証ソフトウェアである。PC上で稼働するソフトウェアと、スマートフォン(iOS/Android)上で稼働するスマートフォンアプリで構成する。ユーザーが携行するスマートフォンがふるまいを検知/本人認証して、無線LANやBluetoothでPCに通信、そこでPCでのWindowsログイン認証を行うという仕組みをとる(図1)。
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DZ Passのスマートフォンアプリが、バックグラウンドでユーザーのふるまいを検知し、本人認証を連続的に行う。それがユーザーのPCに常時通知されることで、ユーザー本人が、そのPCに近づいた状態で、Windowsに自動ログインが行える。一方、スマートフォンを持ったユーザーがそのPCから離れたり、利用者以外の第三者がスマートフォンアプリを利用しようとすると、Windowsには自動ロックがかかり不正操作などを防ぐ。
今回の新版では、Windows PCのフロントカメラに第三者が映り込んだ際に通知する「動体検知」機能を追加した。第三者の動きを検知して、危険と判断した場合に通知する(図2)。
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