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はてな、サーバー監視サービス「Mackerel」の機能を強化、サーバー退役後もカスタムメトリックを参照可能に

2021年9月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

はてなは2021年9月13日、サーバー監視サービス「Mackerel」の機能強化を発表した。監視対象のホストが退役した後も監視データを閲覧できるメトリックの種類を拡充している。専用エージェントで収集したシステム標準メトリックだけでなく、クラウド組み込み機能や各種プラグインで収集するユーザー定義のカスタムメトリックも長期保存できるようにしている。

 はてなの「Mackerel」は、ハードウェアやソフトウェアの性能をリアルタイムに監視するSaaS型サーバー監視サービスである。プラグインにより、サーバーを仲介してネットワーク機器などの動作をSNMPで監視することも行える(関連記事はてな、サーバー監視サービス「Mackerel」にコンテナ監視エージェントを追加)。

 専用のエージェントをインストールしたサーバー機やコンテナを監視する。監視対象は、サーバー機群を「データベースサーバー」などのサービス用途/役割(ロール)別にまとめて指定する形をとる。監視ルールは、設定次第でCPUやメモリーの使用率、ロードアベレージといった標準的なメトリックに加え、JVMやAWS RDS、ELBの状況など、カスタマイズしたメトリックも監視できる。

 監視ルールには「Warning」(警告)と「Critical」(クリティカル)の2種類のしきい値を設定でき、それを超えるとアラートを発生する。アラートはWebサイトで一覧/操作できるほか、さまざまなチャネルに通知することができる。発生した個々のアラートにつき、時刻による状況の変化をWebで可視化する。

 今回の機能強化では、監視対象ホストの退役後も監視データを閲覧できるメトリックの種類を拡充した。従来、ホスト退役後も閲覧できたのは、専用エージェント(mackerel-agentやmackerel-container-agent)が収集するシステム標準メトリック群(CPU使用率やメモリー使用量など)に限られていた。今回の強化で、カスタムメトリックもシステムメトリックと同様、ホスト退役後にグラフで参照できるようになった。

 これにより、サーバーの入れ替わりが激しいコンテナ環境においても、カスタムメトリックで長期的な傾向を把握・分析できるとしている。同機能は、導入プランに関わらず、Mackerelの全ユーザーが利用できる。

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