インターコムは2021年9月21日、IT資産管理・情報漏洩対策ソフトウェア「MaLionCloud(マリオンクラウド)」および「MaLion 6」が、応研の就業・勤怠管理システム「就業大臣NX」と連携したと発表した。打刻データとPC稼働ログを基にした勤怠管理、テレワークを含む従業者の労働時間の可視化、従業者へのアラートやPC強制終了などによる残業抑制などが行えるようになった。
インターコムのIT資産管理・情報漏洩対策システム「MaLionCloud(マリオンクラウド)」および「MaLion 6」が、応研の就業・勤怠管理システム「就業大臣NX」との連携をサポートした。これにより、打刻データとPC稼働ログを基にした勤怠管理、テレワークを含む従業者の労働時間の可視化、従業者へのアラートやPC強制終了などによる残業抑制などが行えるようになった(図1)。
拡大画像表示
例えば、タイムカードによる勤怠管理、特にテレワーク中はサービス残業の実態を把握することができない。MaLionでは、従業者が何時にPCの電源をオン/オフしたのがが把握可能になる。このデータを就業大臣の打刻データと連携・比較することで、労働時間の乖離や退勤打刻後のサービス残業を把握できるようになる。
従業者PCごとに稼働状況をグラフ化することができる。退勤打刻後にサービス残業を行っている従業者、休憩時間帯に勤務しているる従業者、就業時間内に長時間の空きがある従業者などを確認できる。
36協定上の時間外労働時間数を踏まえて、警告表示とPC強制終了機能を備える。従業者PCに対して、残業警告をポップアップ表示し、メールで警告を行って残業を抑止する。終業時刻を過ぎても稼働するPCに対しては、強制シャットダウンを行うなど残業管理体制をシステム化できる。
MaLionが管理するPC初回ログオンと最終ログオフの情報を、CSVデータの形で就業大臣に取り込み、出退勤時刻として利用できる。打刻忘れを防止できるほか、PCログに基づく客観的記録による勤怠管理が可能になる。
なお、インターコムは、テレワークにおける勤怠管理や働き方改革関連法の遵守に努める企業を支援するため、MaLionと各種勤怠管理システムの連携を積極的に行ってきた。今回の就業大臣のほかにも、「AKASHI」「KING OF TIME」「クロノスPerformance」「ジョブカン勤怠管理」「SMILE V 人事給与 勤怠管理テンプレート」「PCA就業管理X」「ManageOZO3 勤怠」「RocoTime」との連携をサポートしている。