[新製品・サービス]
NTT Com、拠点間接続サービスにローカルブレイクアウト構成を追加
2021年9月27日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2021年9月27日、インターネット接続サービス「Super OCN Flexible Connect」の拡充を発表した。新たに、拠点でのローカルブレイクアウトを可能にする接続メニュー「Super OCN Flexible Connect アクセスラインタイプ」を同日付で提供開始した。価格(税込み)は月額24万2000円から。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「Super OCN Flexible Connect」は、データセンターやクラウドなどを閉域網で相互に接続するサービス「Flexible InterConnect」で利用可能なインターネット接続サービスである。拠点から閉域網を経由してインターネットに接続するゲートウェイ構成に対応する。帯域保証型でオンデマンドで帯域の増減が可能になる(関連記事:NTT Com、閉域網接続サービス「Flexible InterConnect」の接続先を拡充)。
図1:Super OCN Flexible Connect アクセスラインタイプの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)拡大画像表示
今回、Super OCN Flexible Connectの提供メニューを拡充し、拠点からインターネットへのローカルブレイクアウト構成を可能にする「アクセスラインタイプ」を追加した(図1)。閉域網を経由した社内システムへのアクセスと、オンライン会議やクラウドサービスなどのためのインターネット通信を併用できるメニューである。サービス開始時点は関東エリアと関西エリアでの利用に限定し、2021年度中に全国で利用できるようにする。
アクセスラインタイプの特徴は、拠点からローカルブレイクアウトによるインターネットの利用を可能にすること。社内システムを経由することなく、拠点から直接インターネットに接続できる。これにより、ゲートウェイ構成で課題となっていた、社内システムへのアクセス負荷を軽減する。
インターネット接続の帯域は、これまでどおり帯域保証型で利用できる。10Mbit/sから100Gbit/sまで、ポータルサイトからオンデマンドでリアルタイムに帯域を変更できる。
サービス拡充の背景について同社は、Web会議やクラウドサービスなどの利用が増えていることを挙げる。「一方、社内システムを介してインターネットにアクセスするゲートウェイ構成では、インターネットのトラフィックが社内システムへのアクセスに影響を与えてしまう」(同社)。
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