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ラックとセキュア、モニタへの映り込みから部外者を判断する「顔認証のぞき見ブロッカー」

2021年10月7日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラックとセキュアは2021年10月7日、情報プライバシー保護ソフトウェア「顔認証のぞき見ブロッカー」の新版を発表した。セキュアが開発し、ラックが同日付で販売・提供を開始した。Windows 10画面の部外者によるのぞき見を、PCカメラと顔認証によって防止する。新版では、マスク着用でも顔認証に対応したほか、クラウド型の集中管理コンソールとダッシュボードによる一元管理・状況把握が可能になった。価格(税別)は、1ユーザーあたり月額1250円。

 ラックとセキュアの「顔認証のぞき見ブロッカー」は、Windows 10画面の部外者によるのぞき見を、PCカメラと顔認証によって防止する情報プライバシー保護ソフトウェアである。利用者の背後に人物が映り込んだ場合に、この人物が同じ会社の従業員のように登録済みの人物かどうかを判定する(画面1)。

 部外者だった場合は画面をロックして、のぞき見を防止する。ユーザーがPCから離れた場合も画面をロックし、機密情報などが画面から漏洩する事故を防ぐ。

写真1:顔認証のぞき見ブロッカーは、顔画像を登録していない部外者によるのぞき見を検出できる(出典:ラック、セキュア)写真1:顔認証のぞき見ブロッカーは、顔画像を登録していない部外者によるのぞき見を検出できる(出典:ラック、セキュア)

 新版では、企業でのシステム管理需要に応えるため、クラウド型の集中管理コンソールと、クラウド型の情報分析ダッシュボードを追加した。管理コンソールからは、ユーザーの登録、端末の登録、設定の登録などができる。営業部門のルールや業務部門のルールなど複数のルールを使い分けて個々のユーザーに設定できる(画面1)。また、新版ではマスクを着けていても顔認証が行えるようになった。

画面1:システム管理者による設定管理画面(出典:ラック、セキュア)画面1:システム管理者による設定管理画面(出典:ラック、セキュア)
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 ダッシュボード画面で、利用状況を一元的に把握できる。何が起こっているのか、だれが使っているのかなどを確認できる(画面2)。インシデント発生時は、システム管理者にメールまたはLINEで通知。システム管理者は管理コンソールからインシデント発生時のカメラ撮影画像とPC表示画面のスクリーンショットを確認できる。

画面2:ダッシュボード画面では、利用状況を一元的に把握できる(出典:ラック、セキュア)画面2:ダッシュボード画面では、利用状況を一元的に把握できる(出典:ラック、セキュア)
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 「従来、PCののぞき見を防ぐ手段としては、正面からしか画面の内容がわからないようにする、のぞき見防止フィルタが定番の製品だった。しかし、有効に機能しているかどうかが分からないという課題があった」(同社)

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