[新製品・サービス]
NTTデータ先端技術、Oracle Cloudの運用を支援する「INTELLILINK マネージドサービス for Oracle」
2021年10月18日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTデータ先端技術は2021年10月18日、Oracle Cloud運用支援サービス「INTELLILINK マネージドサービス for Oracle」を提供開始した。NTTデータ先端技術のエンジニアがOracle Cloudの運用を支援する。標準でヘルプデスクやシステム監視などを提供し、オプションでITSM(ITサービス管理)の導入・運用、日本オラクルと連携したインシデント解決支援まで提供する。
NTTデータ先端技術の「INTELLILINK マネージドサービス for Oracle」は、Oraclne Cloudの運用サービスである。NTTデータ先端技術のサポートエンジニアが、ユーザーのOracle Cloud環境の運用を担い、ヘルプデスクやシステムの監視など各種の運用サービスを提供する。システム異常を検知した際には、対策についてプロアクティブに報告/アドバイスしてインシデントを未然に防ぐなど、高度なサポートを提供するとしている(図1)。
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特徴として、Oracle Cloudの利用コストを削減できることをアピールする。システムの起動/停止漏れや不用意なリソース追加などによって発生する想定以上のコストを、NTTデータ先端技術が管理することで抑制する。合わせて、システム性能の改善もうたう。NTTデータ先端技術が現状の稼働状況を把握し、改善点をアドバイスする。
標準サービスとして、ヘルプデスク、システム監視、システム監視に基づくレポートとアドバイス、インシデントの解決支援、を提供する。オプションで、ユーザーの各種の運用管理を代行する。運用資材のメンテナンス、運用のオペレーション、バージョンアップやパッチの適用などを代行する。日本オラクルと連携した高度なインシデント解決支援も実施する。
サービスメニューは、表1のとおり。
分類 | サービス名 | サービス要素 | 概要 |
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標準 | ヘルプデスク | ヘルプデスク | ユーザーに対して、単一の窓口を開設する。サービスに関する受付、相談を一元化する |
基本メンテンナンスサービス | DBシステム稼働監視 | サービス対象システムをリモートで監視する。リソース使用状況のモニタリング、アラート発生時の検知を行い、ユーザーに報告する(あらかじめ整理したフローによって自動的にインシデントを解決することも可能) | |
レポート&アドバイス |
サービス対象システムに関して月次でレポートを提供する。あわせてシステムの運用状況に応じた改善提案なども行う
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問題・インシデント支援 | インシデント解決支援 | 問題やインシデントの発生時、NTTデータ先端技術のサポートエンジニアが、日本オラクルのサポートに問い合わせを登録し、解決までの応対を担う サポートエンジニアは、必要と判断した際には、独自の問題解決に向けたアクションを行うことで、インシデント解決までの短縮化を支援する |
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オプション | 個別メンテナンスサービス | システム試算管理 | サービス対象システムに対し、安定的な運用と継続的な改善を管理するためにITSM(ITサービス管理)の導入を支援する。システムの構成要素(クラウドサービス、テナント、テナント上のソフトウェアなど)の管理、また構成要素の変更(パッチ適用、設定値変更など)と、その実行の管理を支援する |
ドキュメントメンテナンス代行 | クラウドサービス側の機能拡張や変更にともなう、運用手順書、運用ツールなどへの影響有無をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行う | ||
プロフェッショナルサービス | リモートDBA | 対象システムに対して発生するオペレーション(定期実施、随時)をリモートから実行する | |
バージョンアップ・パッチ適用代行 | NTTデータ先端技術の環境でのパッチ適用の検証、パッチ適用計画の立案、実施などユーザーの要望にあわせて柔軟も支援する | ||
高度インシデント解決支援 | 日本オラクルが提供するミッションクリティカル向け上位サポートサービスを活用するユーザーに向けて、通常のインシデント解決支援サービスの内容に加えてNTTデータ先端技術も担当マネージャをアサインし、日本オラクルと連携した支援を行う |