サイバートラストは2021年12月15日、クラウド型電子契約サービス「iTrust リモート署名サービス」を強化し、タイムスタンプサービスの選択肢を拡充したと発表した。新たに「アマノタイムスタンプサービス 3161」(アマノセキュアジャパンが提供)を利用できるようにした。2つのタイムスタンプサービスから選べるようになった。
サイバートラストの「iTrustリモート署名サービス」は、契約の電子化などで用いる電子署名機能やタイムスタンプ機能をクラウド型で提供するサービスである。電子契約システムなどからAPI経由でこれらの機能を利用できる。電子署名に使う秘密鍵は、サイバートラストの電子認証センター内のHSM(ハードウェアセキュリティモジュール)で安全に管理する(図1)。
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タイムスタンプ機能として、日本データ通信協会が認定した事業者のタイムスタンプサービスを利用している。今回、タイムスタンプサービスの選択肢を増やし、新たに認定サービスの1つである「アマノタイムスタンプサービス 3161」(アマノセキュアジャパンが提供)を利用できるようにした。これによりユーザーは、2つのタイムスタンプサービスから選べるようになった。
「請求書などの取引情報の授受を行う場合、電子帳簿保存法においてタイムスタンプを付与することが要件として求められている。電子データに電子署名を付与することによって、誰がどのようなデータを作成したかを証明できる。タイムスタンプを付与することによって、電子データがある日時に確かに存在していたことを証明できるほか、その日時以降改竄されていないことを証明できる」(同社)。