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AI-OCR「DX Suite」が保険証券に対応、保険証券の33項目を読み取ってテキスト化

2021年12月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

AI insideは2021年12月20日、AI-OCRサービス「DX Suite」を強化したと発表した。読み取れる非定型帳票モデルを増やし、新たに保険加入時に発行する「保険証券」を読み取れるようにした。過去に販売した保険内容のデータベース化を支援する。こうしてデータベース化したデータは、新たなプランの提案などに役立つ。

 DX Suiteは、クラウドサービス型のAI-OCR(光学文字認識)ソフトウェアである(関連記事AI-OCR「DX Suite」で簡体字を読み取り可能に、現地企業の利用や請求書処理などを拡大)。ディープラーニング(深層学習)による画像認識技術と、文章の前後関係を判定する自然言語解析を組み合わせている。手書きの文字を認識するほか、読み取り時のズレや罫線などを含んだ画像も認識する。大量の帳票を同一フォーマットごとに仕分ける機能も搭載している。

 今回、DX Suiteで読み取れる非定型帳票の種類を増やした。新たに、保険加入時に発行する「保険証券」を読み取れるようにした。契約者情報、保険料、契約内容、解約返戻金、その他特約、などを含めた保険証券内の33項目を読み取ってテキストデータ化する。今回の保険証券への対応によって、DX Suiteで読み取れる非定型帳票は合計で11種になった。請求書、領収書、レシート、注文書、給与支払報告書、住民票、自動車税納付書、賃貸借契約書、健康診断書、医療費領収書、保険証券、である。

 営業担当者が保険プランを提案する際には、既に加入している保険と新しいプランを比較した分析表を作るケースがある。この作業においては、過去に販売した保険証券の内容を目視で確認した上で、必要情報を手入力している。過去に販売した保険はバリエーションが豊富である上、大企業などは社員数に比例して入力項目が多くなることもあり、分析表の作成には多大な時間と労力がかかっていた。

 保険証券をAI-OCRで機械的に読み取れば、これまで発生していた手入力業務の工数が減る。人的な入力ミスも減る。他システムと連携すれば、分析表を自動で作成することも可能になる。

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