日本オラクルは2021年12月22日、オンラインで説明会を開き、Oracle Cloudの直近3カ月のアップデート内容を説明した。新サービスとして、AIサービスやDevOpsサービスを追加した。AIサービスでは、テキスト/音声/画像の認識機能、時系列データを利用した異常検知や需要予測、などの機能を提供する。DevOpsでは、ソースコード管理(Git)やCI/CD(継続的インテグレーション/デリバリ)の機能を提供する。
日本オラクルは、直近の3カ月でOracle Cloudに追加した新機能を説明した。新サービスとして、(1)AIサービス「Oracle Cloud Infrastructure AI Services」(AI Services)と、(2)DevOpsサービス「Oracle Cloud Infrastructure DevOps」(OCI DevOps)を追加した。
(1)のAI Servicesでは、テキスト/音声/画像の認識機能、アノテーション支援、時系列データを利用した異常検知や需要予測、などの機能を提供する(図1)。Oracle Cloud上のデータベースやアプリケーションに蓄積したデータの解析が可能。特徴は、AIやマシンラーニング(機械学習)の専門知識が要らないことである。
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(2)のOCI DevOpsでは、ソースコード管理(Gitのリポジトリデータベース)やCI/CD(継続的インテグレーション/デリバリ)の機能を提供する。コード管理、ビルド(構築)、成果物管理、稼働環境へのデプロイ、までの一連のビルド工程をカバーする。コンピュート/ストレージの利用に応じて費用が発生するが、OCI DevOpsのサービス自体は無料で利用できる。