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コンテナ開発を省力化する「VMware Tanzu Application Platform」が正式リリース

コードを書いてから本番稼働までの作業を自動化

2022年1月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヴイエムウェアは2022年1月12日、「VMware Tanzu Application Platform 1.0」をリリースした。Kubernetesコンテナ環境の運用を簡素化するミドルウェアである。コンテナアプリケーションのコードを書いた後、本番稼働までに必要になる処理を自動化する。VMware Tanzu環境だけでなく、EKS/AKS/GKEなど主要なKubernetes環境で利用できる。

 VMware Tanzu Application Platformは、Kubernetes環境でのコンテナアプリケーションの運用を簡素化するツールである(関連記事コンテナ基盤「VMware Tanzu」に無料版、コンテナ運用を簡素化する「Tanzu Application Platform」ベータ版も提供)。2021年10月の「VMworld 2021」でベータ版をアナウンスしており、今回正式にリリースした。

図1:Kubernetesの運用を簡素化する新製品「VMware Tanzu Application Platform 1.0」の概要(出典:ヴイエムウェア)図1:Kubernetesの運用を簡素化する新製品「VMware Tanzu Application Platform 1.0」の概要(出典:ヴイエムウェア)
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 アプリケーション開発者を支援する。コンテナイメージの作成やKubernetes環境へのデプロイ、アクセス制御の設定(ServiceとIngressの構成)など、コードを書いた後に本番稼働までに必要になるいくつかの処理を自動化する(図1)。このための開発者用ツールを提供する。

 クラウドネイティブのパターンを事前に定義したテンプレートが使える。コードの変更、ビルド、デプロイ、反復を迅速に行えるほか、コンテナイメージも自動で作成・更新する。また、開発者がコードをコミットする(例:「git push」)だけで、本番環境に移行する。

 製品提供の背景として同社は、コンテナ環境の煩雑さがアプリケーション開発者の生産性を阻害していることを挙げる。「また、本番環境の構築においては、他のアプリケーションやインフラとの接続が複雑で、複数のアプリケーションが動作する複数のクラウド環境の管理が難しい。こうした中、DevOps体制とセキュリティを統合する必要がある」(同社)。

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Kubernetes / VMware / Tanzu / コンテナ

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