クオリティソフトは2022年1月14日、PC脆弱性診断サービス「PCドック」を無料で提供開始した。診断対象は、OSの脆弱性、Webブラウザの脆弱性、ウイルス対策ソフトの更新情報、危険なアプリの有無、ドライブ暗号化実施の有無である。
PCドックは、クライアントPCの脆弱性を無料で診断するサービスである(図1)。診断対象は、OSの脆弱性(セキュリティ更新プログラムの適用状況)、Webブラウザの脆弱性(修正版の適用状況)、ウイルス対策ソフトの更新情報、危険なアプリの有無、ドライブ暗号化実施の有無である(表1)。
図1:PC脆弱性診断サービス「PCドック」の概要(出典:クオリティソフト)拡大画像表示
診断対象のPC上で専用のエージェントソフトウェアを動作させて使う。エージェントは、脆弱性修正パッチの適用状況などを収集し、クラウド上の最新情報と突き合わせる。こうして、脆弱性が残っているかどうかを診断する。
脆弱性診断の結果は、Web画面で確認する。診断項目ごとに、脆弱性のレベルに分けてグラフ化して表示する。「診断書を見る」というメニューを選ぶと、詳しい説明が得られる。脅威の状態が分かるほか、脆弱性対策に必要なツールを改善策として案内する。
例えば、ダッシュボード画面では、OSに最新のセキュリティ更新プログラムが適用されているか、脆弱性のある古いバージョンのソフトウェアを使用していないかなど、企業が保有するPCのセキュリティ状態をグラフ化する。管理者は、問題がある項目をひと目で把握できる。詳細をクリックすると、問題のある端末の一覧を確認できる。
| 診断対象 | 概要 | 対象のソフトウェア |
|---|---|---|
| OSの脆弱性 | OSのセキュリティ更新プログラムの適用状況を、最新版情報と突き合わせてチェックする | Windows 10 64bit |
| Webブラウザの脆弱性 | 各社Webブラウザの脆弱性修正版の適用状況を、最新版情報と突き合わせてチェックする | Google Chrome Microsoft Edge Mozilla Firefox |
| ウイルス対策ソフトの更新情報 | 各社ウイルス対策ソフトのバージョンとパターンファイルの適用状況を、最新版情報と突き合わせてチェックする | ノートン ライフロックノートン Symantec Endpoint Protection トレンドマイクロ ウイルスバスター トレンドマイクロ ビジネスセキュリティ マカフィー VirusScan ESET Endpoint Security マイクロソフト Windows Defender ソースネクスト スーパーセキュリティ キングソフト Internet Security ソフォス Anti-Virus カスペルスキー インターネットセキュリティ Webroot SecureAnywhere Endpoint Protection その他 |
| 危険なアプリの有無 | クオリティソフトが収集したグレーネットアプリケーション情報(8500種以上)とインストールされているソフトウェアを突き合わせてチェックする | |
| HDD暗号化実施の有無 | ディスク暗号ツールBitlockerを用いて暗号化しているかどうかをチェックする |
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