セイコーソリューションズは2022年2月1日、SSL証明書運用管理サービス「SSL証明書管理ソリューション」を発表した。SaaSの形態で、2022年4月から提供する。SSLサーバー証明書の管理負荷を軽減する。有効期限のチェック、新しい証明書の申請・発行、サーバーへの反映と動作確認、といった作業を自動化して支援する。価格は、対象が50サイトの場合で月額数十万円程度を想定(導入作業費用や証明書費用などは含まない)。
セイコーソリューションズの「SSL証明書管理ソリューション」は、SSLサーバー証明書の運用管理サービスである。SaaSの形態で提供する。SSLサーバー証明書の管理負荷を軽減する。証明書の検出、有効期限のチェックと通知、新しい証明書の発行申請、サーバーや負荷分散装置への証明書のインストールと動作確認、といった日々の運用作業を支援する。多くのSSL証明書を運用管理する大企業やデータセンター/SaaS事業者に向く(図1)。
拡大画像表示
まず、管理対象(サーバーや負荷分散装置)にインストールしてあるSSLサーバー証明書を自動的に検出し、有効期限をメールで管理者に通知する。これにより、うっかり失効してしまう事故を防ぐ。新しい証明書の発行申請や更新は、Webブラウザから手動でも行えるが、スケジュールによる自動実行も可能である。これにより、証明書の期限切れ前のタイミングで自動で申請し、指定した日時に自動更新するといった運用がとれる。
「SSL証明書には有効期限があり、有効期限切れによってWebサービスを停止させてしまう。現在の一般的なSSL証明書の有効期限は1年間である。今後、セキュリティ強化のために有効期限が短縮された場合、運用管理の負荷や煩雑さが今以上に増すことになり、人的なミスによる機会損失につながる」(同社)。